「唇ツーマンTOUR」ファイナル、新木場スタジオコースト。
ロックンロール界で「祭り」といえばこの人たち、THE BAWDIESがオーラルのTシャツだらけのフロアを前にしてもそんなのどこ吹く風といったふうでどっかんどっかん盛り上げたあと(でもいきなり“HOT DOG”から始まるセットリストは泣く子も黙るガチなやつだったけど)、ステージに登場したオーラル。
2マンだし、ツアーファイナルだし、気合いが入っていたのは言うまでもないけど、その気合いが向いている先が、どう考えても今までよりデカい。そんな感じがした。
オーラルって叩き上げだし、山中拓也はああいう熱いヤツだし、対バンというのは戦いだ、というのが彼らの基本姿勢。2マンともなればそれはもう拳と拳で語り合う男の決闘みたいなもんなわけで、今までだったらたぶん、目の前のライバルをぶっ飛ばすことに全力だったと思う。
でも今日ステージで拓也とメンバーが見せたのは、対バン相手もお客さんも全部まとめて引っ張っていくという強い決意と、俺たちにはそれができるという自信だった。対バン相手となったバンドたちを、ライバルではなく「仲間」と呼んだところに、その決意と自信を感じた。
今日初披露された新曲もこれまでのオーラルとは違うものをもっていたし、これからネクストレベルのBKWが始まっていくのかもね。
THE ORAL CIGARETTES、2マンツアー完走!ファイナルはTHE BAWDIESと!
2016.03.20 21:57