全10ヶ所、10組のバンドを迎えたTHE ORAL CIGARETTESの全国ツーマンツアーのファイナル。ゲストは、自称：ロック界の松岡修造ことTHE BAWDIES。ライヴ定番曲をド頭に持ってくる、という気合い漲るセットリストとともに「ロックンロールは音楽のジャンルではなく、感情の爆発のことである」という自身の言葉をそのまま体現するようなパーティータイムを展開。正々堂々と真正面からオーラルにぶつかっていくような、誠意溢れるライヴだった。

そしてオーラル。ひとりの力ではなく周囲の仲間のおかげで今もステージに立てていること、だからこそそういう仲間たち（ファン含む）と共にシーンを盛り上げていきたいんだということを伝えるため、復帰後初の全国ツアーをツーマンライヴ形式にしたと語っていた山中。

とはいえ仲良し同士の馴れ合いに終始することはなく、猛者たちと同じステージに立ち続けるなかで、改めて自分たちの武器と向き合い、それを磨くような日々が続いたのでは。ツアー出発前に発売されたアルバム『FIXION』の収録曲をはじめ、初解禁の新曲も披露された本日。聴きどころ満載のセットリストのいたるところから、鍛錬の成果が伝わってきた。

その他ライヴの詳細な模様につきましては、後日公開のレポートにて！（蜂須賀ちなみ）