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    2ndミニアルバム『不可能可能化』をリリースする感覚ピエロに取材した!

    2ndミニアルバム『不可能可能化』をリリースする感覚ピエロに取材した!

    渋谷でのライブ終了直後にお時間を頂戴し、近くの喫茶店まで横山直弘(Vo・G)、秋月琢登(G)、滝口大樹(B)、西尾健太(Dr)と一緒に徒歩で移動したのですが、ステージの熱気をまだ纏っている4人の姿は、ホカホカと湯気を放ちそうな感じがしました。

    メロディの良さ、胸に深く迫るフレーズ、演奏のカッコよさが満載の感覚ピエロは、ロックバンドとして正統派にかっこいい。
    ユニークなミュージックビデオや尖った内容の歌詞でも注目を集めた彼らですが、最新作『不可能可能化』は彼らの実像をまっすぐに伝えるものになっています。

    自分たちでレーベルを運営し、アートワークの作成、レコーディングのミックスやマスタリングもメンバー自身が手がけるなど、DIYで活動している彼らの曲“拝啓、いつかの君へ”が、テレビドラマ『ゆとりですがなにか』の主題歌に大抜擢されたのは、みなさんもよくご存じの通り。
    形にしたいものをありのままに表現し、自分たちの気持ちにとことん忠実に活動しているこのバンドは、まさしく「インディーズバンド」。
    そんな彼らの音楽が広い世界へと飛び出し、さらにたくさんのリスナーを魅了しようとしている状況は、とてもロマンがある。
    横山は「子供の頃に思い描いていた『ロックバンドはこういうもの』というのをやりたかった」という主旨のことを語っていたが、本当にそういうバンドだと思う。

    ライブの空間では、おそらくあの日渋谷で一番「おっぱい」という単語を発していたであろう奇妙な瞬間もあったりしましたが(笑)、とても楽しい取材となりました。
    シンプルなソーダ水が飲みたかったもののメニューには載っていなかったため、秋月が「クリームソーダ、クリーム抜きで」という不思議な注文の仕方をしていたのも、なんだかとても印象に残っています。
    記事は『ROCKIN'ON JAPAN 7月号』に掲載ですのでお楽しみに!(田中大)
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