「みんなに受け止めてもらえて、曲が喜んでます。どうもありがとう!」
アンコールを終えた後、ひとり残った舞台で、藤原はそんな言葉で万感の喜びを7万人のオーディエンスに伝えていた。
それは初のスタジアムツアー完走の喜びだけでなく、20年間真摯に音楽を紡ぎ続けてきたBUMP OF CHICKENの道程の正しさを、日産スタジアムという大会場で分かち合えた感慨の言葉でもあったのだろう。
初のスタジアムツアー「BFLY」のラストを飾る、日産スタジアム2DAYSの2日目。詳細は後日改めてここRO69でレポートするが、『Butterflies』の楽曲群、そして新曲“アリア”の凜としたスケール感で「BUMP最新型」の世界を鮮烈に繰り広げてみせた名演だった。
「まだ新曲あるんだよね。メンバーにも聴かせてないやつが」とさらなる冒険心を覗かせていた藤原。
この巨大なステージすら「ひとつのマイルストーン」として後にして、もっともっと進んでいくに違いない――という確かな実感を僕らの心に残してツアーを終えたBUMP。最高だった。これから帰ってレポ書きます!(高橋智樹)