【速報】AA=×9mm、ゴジラ級の轟音激突! 新宿LOFT40周年記念での初対バンを観た
2016.08.10 22:58
新宿LOFTの40周年記念イベントシリーズ、今日はAA=と9mm Parabellum Bulletの轟音響宴が実現!
先攻9mm。RIJFの時と同様、滝がギター&シンセ、HERE・武田将幸がサポートギターの5人編成(今日は卓郎は「18mm」と呼んでいた)で、つい3日前にGRASS STAGEを揺らしたトリプルギター/ツーバス満載の衝撃の結晶の如き音楽世界で、満場のオーディエンスの情熱を一斉掃射してみせた。
『Discommunication e.p.』のカップリングにデビュー前のLOFTライブが丸々収録されていたり(このライブも観ました)というLOFTとの縁を語りつつ「剛士さんがリハをガン見してくれて、和彦が緊張してた(笑)」と明かす卓郎のMCからも、この特別な対バンへの想いがあふれ返っていたのが伝わってきた。
そしてAA=! 「新宿LOFT! ぶっ壊れていきましょうか!」という上田剛士の魂のシャウトが、そしてあらゆるネガティビティを重力崩壊させるような重轟音が、あっという間に歌舞伎町の地下空間を激震させ、衝動と歓喜が弾ける爆烈理想郷を描き出していくのはさすがとしか言いようがない。
LOFTの西新宿時代をリアルタイムで体験している上田剛士は、「少年の頃、LOFTは憧れの場所でした。そして、バンドを始めた頃は主戦場。LOFTでライブをやれることは誇りでした」とLOFTへの最大限のリスペクトを捧げていた。随所に『#5』曲を盛り込みつつ、ラウドとヘヴィネスの限りを轟かせ尽くしていったその姿に、惜しみない喝采が巻き起こった。
心行くまで轟音を浴びて地上に出たら、歌舞伎町の風景がパキーンと冴えて見えた。歌舞伎町を見下ろすゴジラも、あの衝撃音の渦には震撼するかも?(高橋智樹)