RADWIMPSの新曲“光”を聴いた! これが今の野田洋次郎が描く愛の世界だ!

RADWIMPSの新曲“光”を聴いた! これが今の野田洋次郎が描く愛の世界だ!

TOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』の「RAD LOCKS!」内でRADWIMPSの新曲“光”を聴きました。

……なんだろう。この不思議な世界に入り込んでしまった感じは。一瞬で引き込まれて、曲が終わるまで離してもらえませんでした。

疾走感のあるギターロックサウンドから始まるこの曲、シンプルなメロディでスッと耳に入ってくるのに、その歌詞の内容は一本筋では行かない。“前前前世”のオリジナルバージョンを聴いたとき(http://ro69.jp/blog/ro69plus/149503)にも書きましたが、野田洋次郎が描く「君」と「僕」の間にはまわりが簡単に入っていけるようなものではない崇高なロマンが漂っている。この曲の歌詞もどこか「君」と「僕」が現実の恋愛を超えて、どこか精神世界のような場所でつながっているような感覚を覚えました。

ああ、これが今の野田が描く愛の世界なんだ。リアルだったり赤裸々な恋愛の曲は共感を得やすく、それはそれで胸に響くものだけれど、最近のRADWIMPSのように自身の世界観をそのまま曲に写し込んで愛を表現するというのは、より感覚的でアーティスティックな表現方法だ。そんな今のRADWIMPSが映画『君の名は。』の主題歌をやることは必然だったんだなあと改めて思いました。

“前前前世”オリジナルバージョンと“光”が収録される次のアルバム、全体を通して現実なのにどこかパラレルワールド的な愛の世界が描かれた作品になるような気がしている。たぶん、凄いアルバムだと思う。(渡辺満理奈)
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