セルフ・タイトルのデビュー作でまさかの全英チャート１位を記録したロイヤル・ブラッドだが、どうやら２週連続で１位をキープしそうとのこと。
http://www.nme.com/news/royal-blood/79556
しかも、ただの１位獲得だけではなく、ロック・アルバムとしては2011年にリリースされた
『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』以来最速の初週セールス記録を達成というからすごい。

それによりNMEではこんな企画が……「ロイヤル・ブラッドのデビュー作より売れなかった名作デビュー・アルバム」……。

http://www.nme.com/photos/10-classic-debut-albums-that-sold-less-than-royal-blood/350527/1/1

ふむふむ、ザ・ストロークスにリンキン・パークにカサビアンにミューズと錚々たるメンツが並ぶわけだが……総体的に考えるとあまり意味がないような気がするが、このデビュー作のセールスがかなりインパクトあることは伝わるだろう。

もちろんその内容もセールスに見合う、いや、それ以上に素晴らしい。
ツェッペリンからアークティック、ホワイト・ストライプス／ジャック・ホワイト、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのサウンドと思想をしっかりと継承しつつも、独自のロックンロールを今、この時代にこれだけモダンに鳴らすことは並大抵にできることではない。
それをこれだけストレートにやれてしまうのは、といにかくかっこよすぎる。

そしてライヴ。
先日のレディングの公演もめちゃくちゃ評判良かったが、ドラムとベースの２人だけで鳴らすサウンドはめちゃくちゃファットでめちゃくちゃヘヴィ。
先日、公開されたライヴ映像を観るとすごくわかるが、とにかくその構造自体が不思議である（どうやらベースをベース・アンプだけではなくギター・アンプにもさすことで、独特なサウンドを鳴らしているらしい）。


いや、天晴れ。ぜひ、日本に来て欲しい。（内田亮）