スティーヴ・ハウ、新作『ザ・クエスト』とイエス史を語り尽くす! 黄金期との比較、型破りなギター哲学、苦難の時代の回想、そして独自のプログレ観まで

スティーヴ・ハウ、新作『ザ・クエスト』とイエス史を語り尽くす!  黄金期との比較、型破りなギター哲学、苦難の時代の回想、そして独自のプログレ観まで - rockin'on 2021年10月号rockin'on 2021年10月号

「人に『それはかなりクレイジーだね』って言われれば、間違いなくいい意味だって思ったもんだよ(笑)。
ロック・ソングのど真ん中でマンドリンとかスパニッシュ・ギターを引っ張り出すような曲芸技を思いついてなかったら、今のぼくはいないからね(笑)」


イエス7年ぶりの新作『ザ・クエスト』の10月リリースが決定した。2015年のクリス・スクワイア急逝の後、クリス直々に後継指名されたビリー・シャーウッドを迎え体制を立て直した彼らは、70年代黄金期から一貫して高いクオリティにこだわるスティーヴ・ハウの下、『危機』や『サード・アルバム』などの完全再現ライブによって19年2月の来日公演でも有無を言わせぬ実力を見せつけてくれた。

本作は、そんなライブで磨き上げた全員のスキルがケミストリーを起こし、ハウがこだわり続ける「イエスらしさ(=アルバムとしての揺るぎないコンセプト+美しい曲+優れた歌詞)」を20年代モードに力強く変換した傑作だ。

長い紆余曲折の「お家騒動」を乗り超えた今、メンバー同士の信頼関係はイエス史上最も好ましい状態にある。今回の取材では、過去の名作と比べた新作の手応えをはじめ、型破りなギター哲学、苦難に満ちた90年代から10年代前半への思い、そして彼独特のプログレ観までも語り尽くしてくれた。

ポジティブなオーラとともに、「凡庸なことをやっている暇など、もうぼくには残されていない」と力強く宣言するハウ氏に心から敬意を表したい。(茂木信介)



イエスの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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