レディオヘッド ―― 礼儀正しさと暴力性の両輪で、90年代のポップ変革を成功へと誘う。時代が変わるヒリついた空気が溢れる貴重インタビューにて、彼らの実像に迫る!

レディオヘッド ―― 礼儀正しさと暴力性の両輪で、90年代のポップ変革を成功へと誘う。時代が変わるヒリついた空気が溢れる貴重インタビューにて、彼らの実像に迫る! - rockin'on 2023年7月号 中面rockin'on 2023年7月号 中面

現在発売中のロッキング・オン7月号では、レディオヘッドのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「1993年において、バンドがひとつの世代に対して、大きな意味を僕は持ち得ると思う。
ただ現状その対象がないんだ」


●さっそく、単純だけどややこしい質問から。バイオによるとバンド結成が約6年前で、1991年夏にレディオヘッドが始まったとあります。実際の経緯は?

トム・ヨーク(Vo&G、以下トム)
「ずっとやろうと話していて、最近になって正式にバンドを結成したんだ」

コリン・グリーンウッド(B、以下コリン)
「今のレディオヘッドの面子は6、7年前に始めたバンドと同じだよ。学校も一緒で、グループで一緒に演奏していて、それが楽しくて。その後大学へ進学して、終わって帰ってきてレディオヘッドを2年前に結成して。ある意味学校の延長のようなものだね」

●違うバンド名でやっていた時期があったんですか?

トム「うん、沢山あるけど、どれもここで言うのが恥ずかしいような名前(笑)。元々はオン・ア・フライデーというバンド名だったんだけど」

●オン・ア・フライデー?

トム「ひどい名前だよ、文字通りなんだけど。というのも、金曜日に練習していたから、当時はそれで辻褄が合っていたんだ。非常に想像力に富んだ名前」

●だね。君たちはオックスフォードシーンに属していたわけじゃないんだよね?

コリン「シーンなんて、なかったんじゃないかな」

●でも興味深いバンドが、ふたつくらいありましたよね。ライドもオックスフォードだし、Heavenlyもいて。

トム「ああ、うん。もちろんいいバンドはいるよ。いろんなバンドが出てきては消えて、だからシーンと言っても大抵ひとつかふたつのバンドっていう感じはするけど。ひとつだけ言える重要なことは、僕らはシューゲイザーに対する、ある種の反応として始まったということ。真っ逆さまにしたというか」
(以下、本誌記事へ続く)



レディオヘッドの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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