ジェイムス・ブレイクの“ヴィワヤー”のPV観ましたか? インタヴュー読みま したか?

ジェイムス・ブレイクの“ヴィワヤー”のPV観ましたか? インタヴュー読みま したか?

本日公開された”ヴォワヤー”のPV、ご覧になりましたか?
来週、ついにリリースされる2枚目『オーヴァーグロウン』の8曲目。
既に公開されている“レトログレード”ももろそうだったが、24歳になった彼が新作でいかに進化したかが手に取るようにわかる名曲。
ポップ・ミュージック的な聴き易さとは違うかもしれないが、より濃厚でディープなアプローチをとってるにもかかわらず、デビュー作より開けた感じは、アルバム全編を通して貫いている。
アトムス・フォー・ピースの『AMOK』とともに、2013年を象徴するサウンドであることは間違いないので、リリースを楽しみにして欲しい。

なお、現在発売中のロッキング・オン5月号に掲載されているインタヴューも是非呼んで欲しい。

「作曲プロセスだけは、自分1人の世界に入り込んで、観客の存在なんかすっかり忘れて書いてほしいと思うファンもいるかもしれないけど、でも僕にはもうそれはできないんだよね。観客のことを常に意識しているし、みんなの前で演奏するのが大好きだから、どうせならみんなが喜んでくれる曲を演奏したいんだ。ライヴを行うと、ビートというのがいかに曲の中で重要な要素なのかがよくわかるんだけど、だから、今作ではビートに特に力を入れて作業を行ったよ」

今作における変化は、つまりそういうこと。
セルアウトとはほど遠い。
内省的なソングライティングをしてきた天才が、他者を意識した瞬間に生まれた極上のポップソングがもっとも優れていることは言うまでもない。
アトムスのインタヴューで、トム・ヨークも、結局はフォーク・ソングを書いてるから、だから自分の書く曲には歌が必要なんだ、と言ってたのとまったく同じ。
本当にすごいアルバムである。(内田亮)
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