Haim! Haim! Haim!
2014.01.23 23:22
HAIM@渋谷クラブ・クアトロ(超満員)
音響が定まらなくて、曲によってギターやキーボードやヴォーカルが聴こえにくくなっていたのは残念だったが(特に一番お気に入りの”デイズ・アー・ゴーン”……)、アンコールを含めて1時間10分という短いセットには大満足。
わりとポップス・テイスト一辺倒のアルバムとは違い、かなりロック色が強く出る彼女たちのライヴを観ていて、ふと、トッド・ラングレンや10CCの甘いポップスに混じって、ハートのハード・ロックがいい味を効かせている『ヴァージン・スーサイズ』のサントラを思い出した。
このセンス、大好きです。
フジでも思ったけど、彼女たちのライヴを観ていると、まるで学生のころの友人みたいな錯覚に陥ってしまう。
MCでエステが「自宅のリビング・ルームでジャムしているときもこんな感じ」と言ってたけど、ホントにこんな感じなんだと思う。
末っ子のアラナなんかかなり際どいショートパンツをはいていたけど、それに刺激されるというより、むしろ近所のコンビニで会ったお隣さんのような親近感が生まれるから不思議。
昨日のサヴェージズとがらっと変わり、まるで緊張感のないステージだったが、それこそ彼女たち最大の魅力である。
にしても、フジのときにもこのブログで書いたけど、やっぱSGを弾きまくる女ほどかっこいいものはない。
そして、あんな野暮ったい革ジャンというか革ベストをあそこまで素敵に着こなせるのも、男、女関係なく、世の中でダニエルだけだろう。(内田亮)