昨日、いきなりiTunesで先行発売されたファレル・ウィリアムスの新作『G I R L / ガール』、聴かれましたか?
https://itunes.apple.com/jp/album/g-i-r-l/id823593445
ソロ名義としては8年ぶりのフル・アルバムなのだが、昨年のダフト・パンクやロビン・シックとのコラボレーションのとてつもない成功のおかげで、再び”旬の男”としてメインストリーム最前線に浮上したファレルだけに、その余裕っぷりが際立つ素晴らしい出来。
そう書くと、なんかエネルギー全開のイケイケな作品に思えるかもしれないけど、むしろその真逆。
瞬発力に頼ることなく、スムーズでエレガントで知的なR&Bが連発するのだ。
感触としては、昨年のジャスティン・ティンバーレイクの一連の作品に近く(実際にジャスティンも参加しているし)、頂点を極めたポップ・スターとしての風格と品位がひしひしと伝わってくる。
とはいえ、そこでだれることなく、これまた”旬の女”のマイリー・サイラスとのデュエットを披露するなど、エンターテインすることに徹底しているのは、さすが敏腕プロデューサーならでは。
タイトルどおり、女性賛歌が多いのだが、そこに尊敬の念を注入することを絶対に忘れないのもさすが。
どこかのレビューにR&B界のジョージ・クルーニーと書かれていたが、まさに誰も否定できない”いい男”のファレル。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/pharrellwilliams/info/437390
国内盤は4月30日に発売されるそうです!(内田亮)