JAPAN最新号に付く『JAPAN JAMフェス別冊』について

JAPAN最新号に付く『JAPAN JAMフェス別冊』について
まったく新しい次元に立った春フェス──今年のJAPAN JAM2023はそう確信できるフェスになった。夏のROCK IN JAPAN、冬のCOUNTDOWN JAPANに続く第3のフェスとしてJAPAN JAMは今回で13回目を迎えたが、ROCKIN’ON JAPAN、COUNTDOWN JAPANと文字通り同等に並ぶフェスとして大きな完成形に到達したのが今年のJAPAN JAM2023だった。全5日間開催、トータル観客動員数15万人という過去最大のスケール感だけではなく、会場内の動線のスムーズさや、ステージ前方エリアの利便性と高揚感、電子チケットとアプリによる的確なデジタルオペレーション、そして何より、2つのメインステージに囲まれた巨大な芝生のライブエリアの臨場感と快適な過ごしやすさ──あらゆる面でNo.1春フェスとして100%のポテンシャルを見せつけたのが今回だった。
さらに今回は「BUZZ STAGE」という第3のステージが誕生して、そこに新世代の若手バンドが多数登場し、9千人キャパのライブを展開しながら5日間盛り上がり続けたのも印象的だった。コロナ禍を経て、新しい世代のアーティストやバンドと新しい世代の参加者によって今の時代に新しく生まれ変わったJAPAN JAM、そんな強烈な印象を与えたのがBUZZ STAGEだった。
最終日は強風のためにSUNSET STAGEが閉鎖されて5組のアーティストが出演できなくなったのは残念で悔しかったが、マスクも本人の自由、声出しもOKになって、コールアンドレスポンスや声援が飛び交う中で一日中音楽を楽しんでいる参加者たちの笑顔が忘れられない。そして、フェスのステージで自由に音楽を鳴らせることに喜びと興奮を感じているステージでのアーティストたちのキラキラした顔が忘れられない。数々の忘れられないシーンを思い出してもらうための『別冊JAPAN JAM2023』、お届けします。(編集長 山崎洋一郎)

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