さらに今回は「BUZZ STAGE」という第3のステージが誕生して、そこに新世代の若手バンドが多数登場し、9千人キャパのライブを展開しながら5日間盛り上がり続けたのも印象的だった。コロナ禍を経て、新しい世代のアーティストやバンドと新しい世代の参加者によって今の時代に新しく生まれ変わったJAPAN JAM、そんな強烈な印象を与えたのがBUZZ STAGEだった。
最終日は強風のためにSUNSET STAGEが閉鎖されて5組のアーティストが出演できなくなったのは残念で悔しかったが、マスクも本人の自由、声出しもOKになって、コールアンドレスポンスや声援が飛び交う中で一日中音楽を楽しんでいる参加者たちの笑顔が忘れられない。そして、フェスのステージで自由に音楽を鳴らせることに喜びと興奮を感じているステージでのアーティストたちのキラキラした顔が忘れられない。数々の忘れられないシーンを思い出してもらうための『別冊JAPAN JAM2023』、お届けします。(編集長 山崎洋一郎)
『ROCKIN'ON JAPAN』7月号のご予約はこちら