アクセル・ローズ、スラッシュ、そしてダフ・マッケイガン。この3人が長年の紆余曲折を経て再集結し、ガンズ・アンド・ローゼズが新たな歴史を綴り始めたのは2016年のこと。
しかも、動き始めた歴史は止まらない。その後も彼らは驚くほどコンスタントにツアーを重ね、2017年1月には現体制での日本初上陸も果たしている。そしてこの11月、約5年10ヵ月ぶりの日本公演が実現する運びとなった。
最近では映画『ソー:ラブ&サンダー』で彼らの楽曲がふんだんに使用されたことも話題となり、その影響でアメリカのロック系ラジオでは“スウィート・チャイルド・オブ・マイン”や“ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル”が35年前にも引けを取らないほどの頻度でオンエアされていたりもする。
そう、このふたつの神曲が収められた彼らのデビューアルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』が世に出たのは、ちょうど今から35年前、1987年の夏のことである。
今回の来日決定に際し、ファンが何よりも読みたいのはメンバーたちの最新インタビューだろうが、残念ながらそれはなかなか叶いそうにない。
ただ、読者がその次に求めているのは「あの頃の記事」ではないだろうか。そこでロッキング・オン9月号では、1988年、つまりデビュー翌年当時の彼らのインタビューを発掘。
そこには自分たちの音楽が80年代メタルの文脈で語られがちなこと、常にパブリックイメージによる先入観の色眼鏡で見られることにウンザリし始めていた彼らの、34年前のリアルな姿が封じ込められている。
もちろんそこには、イジー・ストラドリンの発言も含まれている。
そうした貴重なインタビューに加え、デビュー当時から現在に至るまでの経緯、昨今のツアー状況、最新情報の数々を盛り込んだ考察記事も。11月の到来を楽しみに待ちながら、2022年の現在ならではの、ガンズ特集をご堪能あれ。(増田勇一)
ガンズ来日特集記事は8月5日(金)発売のロッキング・オン9月号に掲載します
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