pic by JOSEPH CULTICE昨年の6月にリリースしたシングル"Lose Control"が全米シングルチャート2位につけ、大ブレイクを果たしたテディ・スウィムズ。
その魅力は、そのいかつい容姿と体格から絞り出される圧倒的なソウルボーカルだ。バンドパフォーマンスも1960年代後半のソウルそのものを思わせるものだが、そうかといってレトロと呼びたくなるようなものでもない。実はテディはブレイクするまでオリジナル曲をシングルでリリースするとともに、カバーも常にリリースし、そうやって自分たちのサウンドを模索し続けていたという。クラシックソウル感を漂わせながらもモダンな感じもする、このサウンドとパフォーマンスは、そうした試行錯誤によって培われたものなのだろう。
またファーストアルバムからの最初のシングルとなった"What More Can I Say"などはよりポップなR&Bとなっているため、力で押しまくるだけでなく、とてもしなやかで刺激的な表現も披露してくれる。
そのテディが今年のフジロックに参加することが明らかになった。おそらく今年は各国各地でフェス巡りをして評判になっていくはずだからこれは観たい！ また、次号のロッキング・オンではテディの魅力を分析し紹介する記事も掲載しますので、ぜひご一読を！（高見展）
テディ・スウィムズの記事が掲載されるロッキング・オン4月号
