衝動に満ちたファーストアルバム

菅田将暉『PLAY』
2018年03月21日発売
菅田将暉 PLAY
人気俳優が出演作絡みの宣伝でやってみた的な音楽への関わり方とは一線画す、純然たるシンガー菅田将暉のデビューアルバム。米津玄師の熱烈なアピールで実現したコラボ曲“灰色と青(+菅田将暉)”、敬愛するシンガーソングライター石崎ひゅーいが楽曲を提供した“さよならエレジー”、菅田自身の作詞作曲による“呼吸”など、音楽面における菅田ワークスの全てが今作に結集した。アルバム曲としては、忘れらんねえよ・柴田隆浩、黒猫チェルシー・渡辺大知、amazarashi・秋田ひろむら、菅田自身が一緒に「プレイ」したいと思うアーティストが参加。どの曲も「第三者としての菅田将暉」が歌いやすい楽曲を提供したというよりも、「自分たちのバンドに菅田将暉をフロントマンとして迎えるなら」というようなバンド寄りの作風で、そんな難易度の高い挑戦状に、菅田が芝居で鍛え上げた表現力を全開にして応える様が最高にスリリングだ。俳優が音楽をやらされてる感はゼロ。菅田将暉自身の好みの音楽と、何よりも、その音楽に何度も心を震わせたであろう彼の実体験が透けて見えるところにも、大きな魅力を感じた。(秦理絵)
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