3人それぞれが自分と闘いながらユニゾンを必死に形作っていた頃から、等身大のやり方でバンドを動かせるようになるまで、その歩みを映した作品だ。時系列に沿った楽曲群を聴くと、年数を重ねるほど、「この曲でどう遊ぼう」「この曲をどう輝かせよう」という思考がクリアにアイデアと直結するようになったことが分かる。そのため、やはり今のユニゾンが最もかっこいいという結論になるが、一方、その種の誠実さが粗削りな初期曲からも感じられることは強調しておきたい。「シングルベストを出さない」という彼ららしい選択が叶ったのは、また、そのような選択をできる自由を獲得できたのは、信念を曲げることなくここまでやってきたからだ。(蜂須賀ちなみ)
本稿を祝辞に代えさせていただきます
UNISON SQUARE GARDEN『Bee side Sea side ~B-side Collection Album~』
発売中
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ALBUM
3人それぞれが自分と闘いながらユニゾンを必死に形作っていた頃から、等身大のやり方でバンドを動かせるようになるまで、その歩みを映した作品だ。時系列に沿った楽曲群を聴くと、年数を重ねるほど、「この曲でどう遊ぼう」「この曲をどう輝かせよう」という思考がクリアにアイデアと直結するようになったことが分かる。そのため、やはり今のユニゾンが最もかっこいいという結論になるが、一方、その種の誠実さが粗削りな初期曲からも感じられることは強調しておきたい。「シングルベストを出さない」という彼ららしい選択が叶ったのは、また、そのような選択をできる自由を獲得できたのは、信念を曲げることなくここまでやってきたからだ。(蜂須賀ちなみ)