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全曲を作詞作曲歌唱、さらにベースのみならずヴィオラやピアノや大正琴も奏でた長谷川カオナシの初ソロアルバム。生真面目でストレンジで、可愛くて怖い。さらに笑いや毒も、音や物語になってギュッと詰まっている。語り混じりでNHK『みんなのうた』にぴったりな“かくれんぼの達人”。“まっくら森の歌”を生んだ大先輩・谷山浩子が参加した“ハエ記念日”。ファミコンちっくなサウンドの“恋する千羽鶴”。♪ダバダバダ~のコーラスと鋭い歌詞のギャップが激しい“あなたはきっと”。フォーキなギターと《冥土の土産》話の歌が泣ける“かの森のペンフレンド”。極めつきは♪クックドゥードゥルドゥーや♪コケコッコーのコーラス、楢﨑誠(Official髭男dism)のサックスをバックに歌うシュールな“鶏姫様を食べられない”。共通するのは、子どものような無垢さと子どもの頃の懐かしさ、そして「ひとり」であること。クリープハイプのメンバーなど仲間も参加している中で、年齢を重ねても揺るがない「根っこ」が際立っている。(高橋美穂)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年1月号より)
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