今のラッドは、言葉を選んで歌を作っていない。この世でまだ誰も歌っていない、彼らが歌うために残されていたテーマを運命の1曲としてこの世に取りだす。そのとき、リスクを計算して言葉を選ぶことなどできない。その楽曲を生めないことが最大のリスク。そんな覚悟の下に歌われたこの曲は平易な言葉とメロディとアレンジなのに、現代に価値観のテロを仕掛ける、ヤバさ剥き出しの危険物のような音楽になっている。(古河晋)
言葉に選ばれる歌、歌に選ばれる真実
RADWIMPS『狭心症』
2011年02月09日発売
2011年02月09日発売
SINGLE
今のラッドは、言葉を選んで歌を作っていない。この世でまだ誰も歌っていない、彼らが歌うために残されていたテーマを運命の1曲としてこの世に取りだす。そのとき、リスクを計算して言葉を選ぶことなどできない。その楽曲を生めないことが最大のリスク。そんな覚悟の下に歌われたこの曲は平易な言葉とメロディとアレンジなのに、現代に価値観のテロを仕掛ける、ヤバさ剥き出しの危険物のような音楽になっている。(古河晋)