4年ぶり、5枚目となるニューアルバム。寿千寿(G)と武田将伯(Dr)が加入してから初めてのアルバムとなるだけに、期待はしていたが……聴きだしたら、分析を放り出したくなるくらい、テンションの上がっている自…
06年に当時のブッシュ大統領とイラク戦争を大々的に批判する内容となった『リヴィング・ウィズ・ウォー』をリリースしたニール・ヤングがこのアルバムのツアーとしてぶち上げたのが、かつてヴェトナム反戦運動期に…
ビートこそややレイドバック感が漂うものの、ハード・ロックとヘヴィ・メタルとブルースがずどどどと並走するような迫力といい、フィル・モグの質実剛健そのもののヴォーカリゼーションといい、幾度も解散&再結成…
ブルックリン・シーンの女性SSW、シャロン・ヴァン・エッテンの通算3作目となるAL。本作のオリジナル盤はJagjaguwarからのリリースとなっていて、アーバン・フォークの歌姫がいよいよインディ・ポップ界の新旗手と…
バンドが一皮剥けようともがき、試行錯誤を重ねる姿にとても魅力を感じる。ここ最近の音速ラインはまさにそういう時期にある。叙情的な日本語詞と哀愁漂うメロディから成る切なさの黄金率を一度壊して、「今」前を…
まさかのアイリッシュ・ドリームの復活だ。ドロレス・オリオーダンのヴォーカルを中心としたクランベリーズは93年のデビュー作『ドリームス』以来、発表する作品はセールスこそデコボコはあるもののどれも高い評価…
目下全国ツアー敢行中のKREVAによる、タイトルどおりにMIX CDシリーズの第2弾。念のために説明しておくと、KREVAのヴォーカル作品のベスト盤ではなく、バック・トラックのノンストップ・ミックスである。KREVA自身…
パフューム・ジーニアスのデビュー・アルバム『ラーニング』は、本当に歪な産物だった。宅録にも程があるロウキーな作りに加えてオリジナル音源を紛失、予備のMP3音源でなんとかリリースにこぎつけたという曰くつ…
えっとごめんなさい、コレ私の知ってるクラウド・ナッシングスの新譜で本当に間違いないでしょうか?――と思わず確認したくなるような、「進化」と呼ぶより「別物」と呼んだほうがニュアンスとして正しい、そんな…
およそ10年ぶりの中村一義名義でのシングル。両A面で“運命”と“ウソを暴け!”の2曲入り。“ウソを暴け!”の、モヤモヤした現実にそっとメスを入れるような世界も中村一義だが、とにかく“運命”が決定的である…
双子のデヘーザ姉妹とベンジャミン、そのトライアングルが生み出す精神性こそがスクール・オブ・セヴン・ベルズの揺るがない核だった。だからクラウディアの脱退は彼らのアイデンティティにどう作用したのか――が…
チャットモンチーは、初めからいわゆる「ガールズ・バンド」とはまったく様子が違っていた。音にも、言葉にも、3人なのにたったひとりでいるような切なさがあった。3人の書く歌詞にはそれぞれの世界観が表現されて…
これは懐かしい。久々に聴いたのだが、CDが再生されると同時に一気に98年の時代性、あの時代の音楽やファッション、流行っていた映画のタイトル等がぶわっと蘇ってきた。この感覚、90年代後半に青春を過ごした方に…
『拝啓。皆さま』というファーストアルバムを聴いて、こんなに繊細でどうやって生きてくんだよ!?なんて思った。その印象がガラッと変わったのが“人との距離のはかりかた”。距離なんてはからない関係になりたいと…
それこそロックンロールとブルースを因数分解し量子化し尽くしたような6つの結晶に“MISOGI”“ONI”“SATORI”“ANATA”“YOROI”“RAKUEN”(※正しい表記は取り消し線入り)という名前――いや記号を与えた今回の…
これまでの名演から14曲を選りすぐったライヴベスト盤。新曲“三十二歳の別れ”は東京事変ならではの端正かつドラマティックな1曲だが、言葉の一片一片や、おわりに向かって時を刻むような鍵盤の音、終盤のたおや…
表題曲“フィルム”は、聴き手を自由にしてくれる歌だ。《笑顔のようで 色々あるなこの世は》という歌い出しで始まるこの曲は、いわば星野源による「複眼のススメ」。映画のフィルムに焼き付けられる光景が、カメ…
デイヴはバンドのドキュメンタリー映画を作るにあたって、最初はハードコアなファン向けのものが頭にあったそうだが、完成した本作はむしろオーディエンスを選ばないひとつの人間ドラマとして成立している。本作を…
ここ最近は地下に潜り、様々なジャンルで活躍するクリエイターとのコラボレーションを通して、自らの内面に渦巻く思想・概念を具象化する作業を繰り返してきたPsysalia Psysalis Psyche。本作はその過程で産み落と…
いやあ、最高。「the telephones初の日本語詞!」というトピックの面でももちろんだが、これまでのテレフォンズの音楽の軌跡を3分ちょっとに凝縮したようなジェットコースター・サウンドに《私はディスコと言った…
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