ケイティ・ペリー 『ウィットネス』 6月9日発売 全世界的なヒット・アルバムとなった前作『プリズム』から実に4年ぶりの新作だが、ケイティの稀有なポップ・センシビリティをまたしても証明する作品になった。 …
純然たるロック。それも、たとえばTHE BLUE HEARTSであるとか、純然たる日本語ロックの血流を継ぐ存在がこのKOTORIである。2014年に埼玉県越谷市にて結成された4人組バンド。本作『kike』が1stフルアルバムとなる…
1997年、当時欠かさず聴いていたNHK-FMから、彼らの1stミニアルバムのリードトラック“覚醒”が流れてきた。鮮烈なデビューだったと思う。無骨さに見え隠れする繊細な歌詞とメロディ、ストレートで伸びのある声、…
前シングル『インフェルノ』に続き、TVアニメ『ベルセルク』(第2期)のオープニングテーマとなっている“サクリファイス”。“インフェルノ”は、フル尺で90秒という、アニメのオープニングの尺に合わせつつ、90…
今年の3月に4thフルアルバム『PARADISE』をリリースし、さらに9月には初の横浜アリーナ公演を控えているKEYTALK。そんな彼らが、今作で初のドラマ主題歌の書き下ろしに挑んだ。ルームシェアをする「ゆとり/さとり…
初来日時のインタビューで「その気がないまま、いきなりプロになってしまった」という経歴を聞かされていたこともあり、どういうセカンドを完成させてくるのかは予想がつかなかった。実際ベンジャミンは作曲に行き…
デビュー時には新世代フォークとダブステップの融合と評され、前作は来日経験がもろに反映されエキゾな作風となった、英リーズ出身のバンド=アルト・ジェイによる新作。アーシーなリフレインの中からハーモニーを…
今年最大の新星とも目される英レディング出身の4人組。2014年結成、翌年EPデビュー。これがファースト・アルバムだ。BBC始め各メディアの有力新人リストに軒並み名を連ね、今年のフジロックに早くも出演が決定して…
日々、入ってくる『ヨシュア・トゥリー』30周年記念ツアーのニュースは興奮させられるものばかりだ。87年、自らのアイリッシュ・ルーツと、その先にあり、自分たちも大いに影響を受けたロックンロールやブルーズ、…
デヴィッド・ボウイやクイーンが引き合いに出されたシングル“サイン・オブ・ザ・タイムズ”の時点で、デビュー・アルバムはテイク・ザット脱退後のロビー・ウィリアムスのような国民的シンガーへとハリーを押し上…
ロック史上最高傑作ともいわれる名盤の初のステレオ・リミックス。もちろん、50周年記念としての特別企画でこれまでのミックスを否定するものでもなんでもない。ただ、この音源が材料として今揃っていたら、どのよ…
オープナーの“ウー・セ・ママ”が、のっけから女性コーラスやオルガンをフィーチャーしたグラマラスなソウル・チューンで、一気にスタイル・カウンシル中期〜後期のムードが蘇ってくる。その後はソウルにロックや…
都会で働いて暮らしながら、どこか私こんなはずじゃなかった的な虚しさを抱えながら生きているアラサー女子、というところだろうか。前回の1stミニアルバム『DADAISM』の“イキツクシ”から聞こえてきたのはそんな…
すごい映像作品なので見入ってしまい、ため息が出た。ソロ名義のホールツアーとしては12年ぶりとなった2015年のライブを収録した今作。視覚的にも聴覚的にも曲ごとの転換が鮮やかだ。彼女を含む9人からなるMANGARA…
インターネット動画の“だから僕は不幸に縋っていました”に出会って、この仮面を被った、やたら完成度の高い4人組バンドは何者なんだ、とびっくりしたのだが、同曲はスマホゲーム『スターオーシャン:アナムネシ…
「威厳のある、堂々とした」という意味を持つタイトル。20周年を祝福するというよりも、Dragon Ashのロックの20年が、こぞって今現在の彼らを祝福するようなアルバムだ。エレクトリックな爆音と、日差しのように降…
THE ORAL CIGARETTESやフレデリックを輩出したMASH A&Rのオーディションで昨年度グランプリを獲得。以来注目度も急上昇(MVの再生回数は40万回超!)、全国デビューが待たれていたSaucy Dogが、ミニアルバム『カ…
サムシング・コーポレイト、ジャックス・マネキンと大きな成功と評価を得ながらも、自らの名前を冠したソロ・プロジェクト「アンドリュー・マクマホン・イン・ザ・ウィルダネス」をあえてスタートさせたのは、バン…
中心人物ティム・バージェスが昨年リリースしたピーター・ゴードン(ポスト・パンク/ノー・ウェイヴ期のニューヨークに存在したラヴ・オブ・ライフ・オーケストラ首謀者)との共作エレクトロニック・ポップ・アル…
3年連続グラミー賞受賞を果たし、日本では、ゲーム・アプリのCMへの出演や、ビールのCMに楽曲が起用されていることで知られるペンタトニックス。カバーEPシリーズの第4弾は、「クラシックス」というサブタイトルの…
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