3年連続グラミー賞受賞を果たし、日本では、ゲーム・アプリのCMへの出演や、ビールのCMに楽曲が起用されていることで知られるペンタトニックス。カバーEPシリーズの第4弾は、「クラシックス」というサブタイトルの…
前作『トゥー・ブライト』のスマッシュヒット(と名曲”クィーン”のクィア・アンセム化)でアーティストとしてひとつの転機を迎え、「カルトなインディ・シンガー」から逸脱したパフューム・ジーニアス。ブレイク…
インディーズ期にリリースした『DECEMBER』以来、約3年半ぶりのフルアルバム。「束縛とか独占欲とか、そういうのを見せないクールな男性でありたかったのですが、無理でした」と竹縄航太(Vo・G・Piano)もコメン…
昨年リリースの1stアルバム『Guess Who?』が話題を呼び、今注目すべきアーティストとして頻繁に名前が挙がるNulbarich。ファンク、ソウル、アシッドジャズなどのブラックミュージックをベースに、超絶グルーヴィー…
UKギター・ロックを積極的に追い続けている人ならピンと来ると思うのだけれど、新人のプロフィールに高確率で登場するのが「ザ・クークスのサポートでツアーを回った」との記述だ。ほぼ同時期にシーンに登場したア…
00年代NYディスコ・パンクのエースがまたも一瞬も止まってはいないことを示すアルバムをぶつけてきた。前作『アズ・イフ』(’15)はジャムをもとに音楽制作ソフトで再構築といったプロセスをとったせいもあってか…
オルタナティヴロックの復権について、最近よく考える。オルタナティヴはオルタナティヴであるからして、カウンターであるべきだとは思うが、それにしても日本のバンドシーンにおいてもっと幅を利かせてほしいと思…
ファンタジックなアンビエンスと雄大なビート感、開放的なメロディを備えた今作のオープニング・ナンバーに、なぜ彼らは”ノーバディ・キャン・セイヴ・ミー”というネガティブなタイトルを冠したのか。ディストー…
聴く前にはどんなアルバムになるのかいま一つイメージがまとまらなかったスーパーバンド。テキサスのヴェテラン・インディ、ミッドレイクのエリック・プリードが中心になってフランツ・フェルディナンドのアレック…
6年ぶりのアルバムということで、人間の不条理をコミカルに描いてきたあのバーチャル・バンドのゴリラズに今、どれだけ活動の必然とモチベーションが備わっているのか。気がかりなのはその点だった。デラックス盤…
デビュー曲“ミカヅキ”から始まり“birthday song”で締めくくられるファースト『ミカヅキの航海』。これを聴くと、さユりがある感覚を歌い続けていることに気づく。“ミカヅキ”は欠けては満ちる月がモチーフ。…
ブルース、ロカビリー、カントリーあたりまで入ったルーツミュージック直結の楽曲を、今の日本のギターロックとしてアウトプットするのがgo!go!vanillasだったとしたら、これ「ギターロックとして」で止まらずに「…
『Can Not Behaved!!』の時にWANIMAを初めて取材したのだけれど、あれから2年半でかなり表情が変わったと思う。ピッカピカの笑顔が自信に満ち溢れている。でも、ニューシングルの『Gotta Go!!』(読み:ガラゴー)…
2010年ソロデビュー以来のミュージックビデオを一挙に収めた作品であり、“くせのうた”(『ばかのうた』収録)から“恋”まで、ベスト盤のようにも楽しめる作品ではある。ただ、これまでの限定盤映像やライブ作品…
トッド・ラングレンといえば、一昨年のフジロックでのパフォーマンスの印象が強烈で……という方も多いだろう。リンドストロームとのコラボ『ランダンス』をはじめとする近作のEDM路線を受けたダンス・ポップ独演…
「俺達の新作は今の死にかけているギター・ミュージックを救うアルバムになるだろう」とは、サージの発言だそうだ。エレクトロ色の強かった前作に対して、3年ぶりの6枚目となる本作では、確かにギターが中心になっ…
なんと17年ぶりの新作! しかし、れっきとしたアット・ザ・ドライヴ・インの新作として鳴っていて、メンバー間の妥協の産物となっていないところがなによりも素晴らしいし、嬉しい。バンドは12年にツアーのため再…
再結成や長い沈黙を破る復活は後を絶たないが、優れたバンドながら志し半ばに終わったスロウダイブのようなアクト――当時の評価は高かったとはいえ、クリエイションにおいてライド人気の陰で弟分に甘んじ、オアシ…
ドクター・ジョンやギャラクティックといった故郷ニューオーリンズの先達をはじめ、ジェフ・ベックやクラプトン、レニクラ、マーク・ロンソンらとライブや作品で共演。最近ではレッチリのツアー・サポートも行って…
2年ぶりの9作目。結成15周年にリリースされた前作『サンボマスターとキミ』は、タイトル通り彼らの原点というべきファンとバンドの繋がりの力強い再確認であり、ファンへの愛の表明だった。 そして本作は、どんな…
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