2月にカラフルでポップな名刺替わりのアルバム『We are東京カランコロン』を発表した彼らから、早くも2ndアルバムが到着! 今作はメンバー「5人で作る」ことに拘った全曲セルフプロデュースの一枚だ。小刻みなド…
聴いてすぐに思い出したのは今年の2月に出たボニー“プリンス”ビリーとドーン・マッカーシーのデュエット作『What The Brothers Sang』のことだった。エヴァリー・ブラザーズのかなりマニアックな曲を中心とした…
そもそもplentyが、楽曲の再構築を行う、という話だけでかなり意外であった。彼らの楽曲というのは、歌詞とメロディ、アレンジとアンサンブル、音色や音価に至るまで、潔癖かつ完璧主義的なまでに練り込また上で発…
今号の特集で取り上げたように、サウンドもアティテュードも全くバラバラの英国バンド達が目覚ましい躍進を遂げているが、彼らへと続く道を拓いたアクトのひとつは間違いなくこのトゥー・ドア・シネマ・クラブ。本…
「ラウドロック」という音楽が、いかに激しく、物悲しく、そして強固で、儚いものであるかを、作品全体で証明し尽したアルバムである。ブルース、パンク、オルタナ、ヒップホップといった多様な音楽的要素が、収録…
ピシっとプラチナブロンドを決めたエミネムが完全復活を告げる『ザ・マーシャル・マザーズLP2』。アメリカではぶっちぎりの1位を記録するだけではなく、過去のアルバムすべてを200位以内に再びチャートインさせる…
2013年は配信曲“RUN with…”以降リリースが相次いだけれど、新曲のリリースがほとんどなく、ライヴもクリスマスまで行われなかった2012年の不在感はやはり大きかった。自ずとリップのネクスト・フェーズを期待せ…
リリース前にはシングル以外の一切の音源を聴くことができなかったため、日本でのリリースと同時に貪るように聴いたガガ最新作。強靭な生命エネルギーに溢れ、挑発的なアイデアとユーモアセンスが共存する豪快な内…
ワシントンD.C.のポスト・ハードコア勢において、実験性とポップさを融合する独自のセンスで際立った存在感を見せつけ、1999年に発表した『エマージェンシー&アイ』が高く評価された(※ピッチフォークでは10点満…
〝エヴリバディーズ・チェンジング?や〝サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ?でいきなりシーンのど真ん中に躍り出てアルバム『ホープス・アンド・フィアーズ』は500万枚以上を売り上げ―という華々しい幕開けで始…
「アルゼンチン音響派」というコピーもとんと聞かなくなり……実に5年ぶりとなるブエノスアイレスの女性SSWによる最新作。生楽器と電子音を織り交ぜ、多彩な音色を重ねた多重録音が彼女のスタイルだが、今回は全演…
ベスト盤こそあったが、オリジナルアルバムは『B.A.N.D.』以来、3年8カ月ぶり! さらに、1st以来のカクバリズムからのリリースであり、活動15周年であるという、様々な節目のもとに完成したニューアルバム。聴き…
前作『ヴェッカーティメスト』に続き、最新作『シールズ』も2枚組のデラックス・エディションがリリースされる。本作は、そのボーナス・ディスク単体の日本独自盤。内容は、『シールズ』制作時に録音された未発表…
今年春から社会人となったねごとによる久しぶりのシングル。いよいよ全力で音楽に向かう環境が整ったところで、この曲はじつに眩しい。高鳴る鼓動のようなリズムが牽引するシンプルなアレンジで、《ぼくはまたここ…
あるいはラモーンズでも、モーターヘッドでもいいんだけど……。デレク・ミラーの激しくディストーションされたギター・クランチと、アレクシス・クラウスのガーリーなヴォーカル、そしてローファイ・ドラムマシー…
四国で結成したAIR SWELL、熊本で活動をスタートしたBLUE ENCOUNT、そして東京で結成したMY FIRST STORYとSWANKY DANKという、都内を中心に活動し、インディ・シーンを賑わせる4バンドによるスプリット・アルバム…
モリッシーの約8年ぶりのライヴ映像作品となる本作は、今年3月にLAのハリウッド・ハイ・スクールで撮影されたもの。会場は千人規模のホールで、全19曲90分のセットも含めて、昨年の10年ぶりの来日ツアーで私達が観…
表題曲“Missing”は大切な人を失ってずっと時が止まったままだ、という胸をかきむしる思いが繊細なバンドアンサンブルによって彩色された、非常に美しい曲。しかしただ戻らない時を嘆くのではなく、ラストで《悲…
『ウノ!』『ドス!』『トレ!』の制作過程を追ったドキュメンタリー映像作品の『クアトロ!』。3部作と統一された題名とデザインから、これはただ単なる補足ではなく、3部作の体験を完結させるために必要不可欠な…
いきなり無茶なこと言うけど、もし初期のビートルズが今の日本にいたら、こういうバンドをやってたのかもしれない。とにかくライヴハウス周辺で今一番バズってる名前というか、今後1年以内に間違いなく大成長を遂…
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