デンマークのコペンハーゲン発。近年ではミューやレヴォネッツで馴染みのある同国のインディ・ロックだが、この4人組はかなり毛色が異なる。ポスト・パンクやハードコアを継承した荒々しいサウンドは、インディ・…
金井政人は、自分でも認めているけれど天の邪鬼な青年だ。しかも筋金入りに厄介な天の邪鬼。何しろロマンティックなリアリストで、アクティヴな引き籠りで、純朴な恋愛中毒者で、せっかちな怠け者で、嘘つきな正直…
グランジという現象を振り返った時、パール・ジャムというバンドは正史ではなかった。カート・コバーンから思いっきり「ノー」を叩きつけられた彼らは、ずっと居心地の悪さを抱えながら活動しなければならなかった…
ストレイテナーのフロントマン、ホリエアツシのソロプロジェクト、ent。約3年前、インディーレーベルからファーストアルバムをリリースし、以降は、映画『ソラニン』の劇中音楽を担当したり、劇団OOPARTSの舞台の…
およそ1年4ヶ月ぶりとなるミイラズの4thアルバムは、彼らの既存のパブリック・イメージを根こそぎ刷新する大転換作となった。これまでの作品の中核を担っていた、「クソくだらない世界」に溢れる有象無象に躊躇な…
現在二十歳だが、十代中盤からライヴ及び自主リリースを行い、日々ライヴに明け暮れるうちに自宅のアパートを引き払ってしまい住所不定、というタフなキャリアの持ち主でもあるUK生まれのシンガー・ソングライター…
毎年1枚アルバムを出し、数ヶ月間をかけてツアーに出て、またスタジオに入ってアルバム作り…・・・というペースをずっと続けているザ・クロマニヨンズは、昔ながらの勤勉なロック・バンドそのものだ。最良のコンディ…
前作『コモン・ドレッズ』は、レイヴ・ミーツ・メタルと称された「珍獣」が自らに確固たる名を授けるべく整理と自覚を試みたアルバムだった。そして整理されてなお超絶バイタルでフリーキーな音に彼らがキワモノで…
ドラマティックに交錯するツインボーカル。ギトギトに味付けされた極彩色のギターフレーズ。砂埃を巻き上げながら爆走するダイナミックなツービート。どこを切っても清々しいまでにトゥーマッチなのがTOTALFATの美…
ニューシングル『RIGHT NOW』と同発で、アルバム『GREATEST HITS!?』のリリースも決定。ライヴでの定番曲が一挙集結した、ベスト盤的な内容のこのアルバム。バンド結成13年という、節目というには半端なタイミング…
ここ日本では前作『ラッキー』(08)によってようやく発見された観もあるナダ・サーフだが、彼ら自身は15年以上に亙る歴史を刻んできたUSオルタナ・シーンのヴェテランでもある。2010年にはケイト・ブッシュからゴ…
まずは、アジカンがベスト盤を出す、という事実がとても感慨深い。『フィードバックファイル』にも、あの時期に出すポジティヴな根拠があった。出すべき時がきた。そんな思いを共有しているファンは多いのではない…
大切な人とのいくつもの「別れ」の風景を、人生と生命の誇らしき旅の足跡としてエモーショナルに描ききってみせた映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(1月21日公開)。前作『続・三丁目~』では聖歌の如き祈りに満ち…
本作収録の18曲に及ぶトラック群(日本盤はボートラ込みで21曲)は、映画『スカイスクレイパー』(デンマーク映画/日本公開未定)のサウンドトラックとしてMEWのヨーナスが書きおろしたもので、本作はヨーナスがM…
米チャート過去最高位を達成、更にはグラミー受賞と、昨年の『ブラザーズ』で本格的なブレイクを果たしたブラック・キーズ。そこで余裕ぶっこいて長期オフ……なんてことなく新作が到着したのは、多作を誇る彼らら…
12月まで映画としての公開が続くマーティン・スコセッシ監督のジョージ・ハリスンの伝記映画のDVD/ブルーレイが本作となるが、かなり長丁場となり、中身も濃い作品であるだけに、ソフト化はかなり嬉しいところだ…
このベスト・アルバムのタイトルは、私が最後にマイク・ミルズにインタヴューをした時に「ピーター・バックがR.E.M.を表して言った言葉」と言っていた言葉そのままだ。きっとその時すでに解散が決まっていて、今作…
コンプレックス丸出しのまま世界に捨て身の体当たりをかまし、ボロボロに打ちのめされてふらついた足取りで安居酒屋に吸い込まれていく男の生き様を、国内最高峰の精度と情けなさでロックに落としこむ3人組バンド…
聴き手を意識した自分たちの音楽が、本当に聴き手に受け入れてもらえているのか。それは本当に自分たちが伝えたいことなのか。一昨年前のメジャーデビュー以降、華々しいキャリアを加速度的に積み重ねていく裏側で…
2011年全世界売上ぶっちぎりNo.1のアデルである。ファーストで出逢った時に、その画期的な才能に惚れて猛烈にプッシュしたが、こんなことになるとは予想してなかった。今回のブレイクについて、ウェルメイドな音楽…
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