私立恵比寿中学、ニューシングル『でかどんでん』、そして「中学生感」について、全員で語る

私立恵比寿中学、ニューシングル『でかどんでん』、そして「中学生感」について、全員で語る

頭を空っぽにしてたほうが、聴いてても観てても楽しいと思います(柏木)


——(笑)。最新シングルも、みなさんの音楽性の幅広さが発揮されていると思いました。まず、“でかどんでん”は、インパクトがすごいですね。

安本 最初、歌詞をいただいた時に《デカ ドン デン ダダーン》っていうのを見て、「文字化けしてるのかな?」って思いました(笑)。

柏木 最近のエビ中はメッセージ性の強い曲のリリースが続いてたんですけど、「6人体制の一発目で、ガツーン!と言わせてやろう」っていうものになってるのが、“でかどんでん”です。

小林 この曲、すごい「中学生感」があると思います。ガチャガチャしてる感じがエビ中らしいです。レコーディングの時からはっちゃけることができました。今のエビ中に持ってこいの曲です。

星名 今までだったら新しいシングルのタイトルをお客さんに発表したら盛り上がってたんですけど、『でかどんでん』って言った時、「えっ?」ってなってましたね(笑)。

真山 歌とダンスの両方を楽しんでいただける曲です。ライブでも楽しいです!

中山 私はライブで披露させていただいたことによって、この曲のことがわかった感覚があるんです。だからみなさんにもライブで観ていただきたいと思ってます。

安本 最初戸惑っていたお客さんも、ライブで何度も聴くうちに、「悔しいけど、この曲好きだよお!」っておっしゃってます(笑)。

柏木 頭を空っぽにしてたほうが、聴いてても観てても楽しいと思います。

真山 そもそも、この曲を聴いたら何も考えられないですよ。

——入試の前に聴くのはオススメできないでしょうね。

柏木 それはやめたほうがいいと思います!

小林 覚えたこと、全部忘れちゃいますよ(笑)。

——(笑)。今回のシングルは、ほかの曲も強烈なのが恐るべきところです。“熟女になっても feat. SUSHIBOYS”は、なんと申し上げましょうか……。

真山 今回、ふざけすぎなんですよ(笑)。

星名 タイトルからヤバいですからね(笑)。

——この曲は、「一生中学生をやりますよ」という宣言として受け止めたのですが。

柏木 はい。“永遠に中学生”の第2弾みたいな感じになってますね。

真山 私たち、「熟女になっても中学生をやるよ。へへへ~」っていう軽いノリでやるという話をマネージャーさんから聞いてたんですけど、取材をしていただいているみなさんに「永遠の中学生宣言」という大きいテーマとして受け止められてるのを感じて、びっくりしてます(笑)。

安本 でも、熟女になっても中学生をやってたらかっこいいですよね。

星名 この曲、SUSHIBOYSさんに本物のラップを入れていただけたのも嬉しいです。

——SUSHIBOYSの中二病のエッセンスが加わったことによって、中学生感がものすごく濃厚になっていると思います。

安本 そうですね。女子中学生目線のことをエビ中は表現してきたんですけど、男子中学生の目線が加わって、共学感も出ました。

柏木 SUSHIBOYSさんたちのインパクトも強いので、すごく楽しんで聴いていただけると思います。

小林 これも頭を空っぽにして聴いていただいたほうが楽しめるタイプの曲ですね。

中山 私、ずっと思ってることがあって……この曲をライブで披露する時、「それでは次の曲を聴いてください。“熟女になっても”」って言うのが、いやだなあって(笑)。

真山 友達にLINEで「“熟女になっても”ってどういう曲?」って訊かれて、非常に答えづらかったです(笑)。親にはまだ、この曲のタイトルのことを話せてないんですよ。

中山 うちの親は「メンバーのみんなのお母さんたちが歌うのかな?」って言ってました。

柏木 保護者会のテーマソングになっちゃう(笑)。


「アイドルだから」っていう壁は作らないで、ぜひ観に来ていただきたいです(星名)


——“スウィーテスト・多忙。”も楽しい曲でした。歌詞を手掛けたのは、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんですね。《ナ・ナ・ナ・ナ・ナ・ナ・ナ・ナ・ナマステ!ナマステ!》《ド・ド・ド・ド・ドビュッシー!ドビュッシー!》って西寺さんが書いている姿を想像して、思わず笑っちゃったんですけど。

真山 私は西寺さんがよく歌詞を書いていらっしゃる花澤香菜さんが好きなので、そういう曲をイメージしてたんですけど、ギャップがありますよね(笑)。

星名 この曲は、柏木が初めて振り付けを担当してます。

柏木 振り付けはいつかやりたいなと思っていたので、今回、挑戦させていただけることになって嬉しかったんですけど、「どういう感じがいいですか?」ってスタッフに聞いても何も答えてくれなかったので、逆に難しくて。とりあえず自分の中でテーマを出していって、それをもとに上手くまとめていければいいなと思ってました。

中山 「どういうのやりたい?」って聞いてくれるんですよ。それで……なんて言ったっけ?(笑)。

柏木 何も答えてくれなかったよ(笑)。

——作詞が後藤まりこさん、作曲がAxSxEさんの“響”は、年始の日本武道館公演で初披露しましたが、今の6人体制として最初にお客さんに聴いていただいた曲ということですね。

星名 はい。後藤さんは同じレーベルに所属していたので、私たちがメジャーデビューした頃からよく知ってくださってるんですよ。エビ中が7人から6人に変わるのは私たちにとって大きな変化だったんですけど、その気持ちを踏まえた歌詞なんだと思います。「止まらないで進んで行くしか道はないよ」っていうメッセージを感じられて、最初聴いた時は心に響きました。

安本 4月から回ってるツアーでも歌っているんですけど、サビでお客さんと振り付けしながら、気持ちが通じ合ってるのを感じますね。

小林 《明日世界が終わっても》で始まるじゃないですか。この壮大な感じの歌詞がすごい好きで。この曲を武道館でできた時は、もし仮に明日世界が終わるとしたら、その前日に武道館に立たせてもらってるってことなので、嬉しいなっていう気持ちでした。

中山 その時は6人の初めての曲だったし、しかも武道館で「これからスタートしていくんだ」っていう気持ちをぶつけた1曲だと思います。

真山 今回、ほかの曲はリラックスして聴いていただける分、“響”にこめられたメッセージが伝わるシングルにもなってるのかなと思ってます。

——このシングルのリリースによって、6人編成での活動が一層本格化していきますが、今後、どんなグループになっていきたいとイメージしています?

星名 柏木が振り付けを担当したように、メンバーそれぞれが、例えば衣装とか、グッズとか、いろいろなことに携わっていけたらいいなと思ってます。今までは中学生として校長(チーフマネージャー)の下で一生懸命やってたんですけど、メンバーのみんなの年齢が上がってプロの中学生になってきたので(笑)、いろんなことを自分たちでも作っていけるグループになっていきたいです。

真山 全員の個性をグループに還元していけるようになりたいですね。

安本 あと、やっぱり、いろんなみなさんにライブを観ていただきたいというのも強く思ってます。

星名 「アイドルだから」っていう壁は作らないで、ぜひ観に来ていただきたいです。


取材後ブログはこちら!
私立恵比寿中学に取材! 幅広い音楽ファンに愛される理由とは?
https://rockinon.com/blog/japan/176489



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