パール・ジャム、デビュー20周年記念イベントを続々と企画

パール・ジャム、デビュー20周年記念イベントを続々と企画 - 1993年作 『Vs』(ヴァーサス)1993年作 『Vs』(ヴァーサス)

今年でデビュー20周年を迎えるパール・ジャムはさまざまな記念プロジェクトを控えていることを、ベースのジェフ・アメンやマネージャーのケリー・カーティスらがローリング・ストーン誌に明らかにしている。

ひとつがセカンド『Vs.』とサードの『バイタロジー』のボックス・セットで、“コーデュロイ”のアウトテイクや“ベター・マン”のオルガンとギターのみのバージョンなどといった未収録音源を収録し、さらには1994年にボストンで行われたライブの全容や、エディ・ヴェダーがヴァンに搭載して巷で聴かせていた海賊ラジオの内容を収録したカセット・テープなどがついてくるとか。ちなみにデビュー作『テン』についてはボックス・セットや特別編集盤がすでに2009年にリリースされている。

ふたつ目がバンドの全キャリアを振り返るドキュメンタリー映像で、こちらはキャメロン・クロウ監督が今まとめているところだという。この内容についてはジェフがこう語っている。「ラフを観させてもらったけど、撮られているとも知らなかった映像をこうやって振り返らせてもらうとなんだか妙な感じなんだよ。基本的にはキャメロン・クロウからぼくたちへのラブ・レターのような内容なんだけど、でも、ぼくたちを称えるものでありつつも、痛々しい内容もまた同時にあるんだ。バンドが成長していく痛みとか、本当にしんどかった頃のこともつまびらかにしているんだ。ロスキルトのこととかね(2000年のデンマークのロスキルト・フェスで、パール・ジャムのファンがライブ中に9名圧死した)。本当に観ているだけでも辛かったよ」。

映画は今年の夏の後半のどこかで公開する予定だが、それにあわせてさらにバンドはみっつ目の記念イベントとしてパール・ジャム自らがキュレーターとなるフェスを開催する予定だとか。開催日時や場所についてはまだ明らかにされていないが、アメリカ中部で開催される予定で、2日間のイベントになるとのこと。もちろん、2日ともパール・ジャムがヘッドライナーを務める。

「フェスは充分やってきてるから、どうするとみんな楽しんでもらえるのかよくわかっているつもりだよ」というジェフは、友人らに出てくれないかと声をかけているところで、さらに音楽以外の施設も充実させていると語っている。

もともと今回の20周年記念企画は、マネージャーのカーティスが10年前に酔っ払った勢いで思いついたものらしい。「そもそもこのバンドでここまで来るということ自体がとんでもない思いつきだったからな」というジェフに対して、カーティスはこうつけくわえている。「20年やってきたんだということをドキュメントしていくのが最大の目標なんだよ。しばらくパール・ジャムを観ていないような人にも、“懐かしいな!”って言って興味を持ってもらえたら嬉しいよ」。
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