コールドプレイは2011年から12年にかけて行った『マイロ・ザイロト』のワールド・ツアーで、ファンに無料で配布した発光リストバンドに422万ポンド(7億2500万円)使っていたことが明らかになっている。
「サイロバンド」と名付けられていたこのリストバンドは曲ごとに色が変化していく設計になっていて、1個あたり3ポンド(約516円)かかっていたことが明らかになっていて、バンドは400万ポンド(約6億8800万円)以上もこのリストバンドに費やしていたことが判明したと『ザ・ミラー』紙が伝えている。リストバンドは緑、青、黄色、赤、ピンク、白色に発光するダイオードが仕込まれていて、無線通信で発光の色や点滅や点灯に切り替わるようにプログラムされたものになっていたという。
マイロ・ザイロト・ワールド・ツアーは2011年10月にスペインのマドリードで皮切りとなり、12年12月のニューヨーク公演で終幕を迎えたが、計3500万ポンド(約60億2千万円)の売上を記録したという。しかし、そのうち110万ポンド(約1億8920万円)はセットにかかり、さらに95万4千ポンド(約1億6千万円)が宿泊費、10万ポンド(約1720万円)がケイタリングなどにかかったという。ザ・ミラー紙は関係者の談話として次のようなものを紹介している。
「今回のツアーではコールドプレイはファンを第一において、なにかを返したいと考えていたんですよ。ということはステージのセッティング、火炎効果、照明、それと1個3ポンドのハイテク・リストバンドなどの予算はケチらないということで、これが今回のツアーの大きな要素となったんです。ファンがチケットに50ポンド(約8600円)払ったのだとしたら、その見返りには素晴らしいパフォーマンスとスペクタクル・ショーというものになったんですね。ステージで飛び跳ねて、ルックスで勝負するというんではもう古いんですね」
なお、コールドプレイはU2、テイラー・スウィフト、ジャスティン・ティンバーレイク、ミュージカル女優としても活躍するイディナ・メンゼルらとともにゴールデン・グローブ賞の最優秀オリジナル音楽賞候補に選出されている。コールドプレイは映画『ハンガー・ゲーム2』のサントラ収録の"Atlas"、ジャスティン・ティンバーレイクは映画『Inside Llewyn Davis』のサントラ収録の"Please Mr. Kennedy"、U2はネルソン・マンデラの伝記映画『Mandela: The Long Walk to Freedom』に提供した新曲"Ordinary Love"、テイラー・スウィフトは映画『ワン チャンス』のサントラ収録の"Sweeter than Fiction"、イディナ・メンゼルはディズニー映画『アナと雪の女王』のサントラ収録の"Let It Go"がそれぞれ受賞候補として選出されている。
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