今年リリースした2枚のEP、『green』と『red』を引っさげたツアー。
まず感じたことは、カントリー、ジャズ、レゲエ、ロックンロール、ポップスなどいろいろなジャンルのコンテクストを自分なりに解釈し、持ち前のメロディセンスを加えることで唯一無二の楽曲を作り上げているその強さだ。
それがダイレクトに伝わってきた。
そして、「パーカッションがあって、ベースがあって、ギターやコーラスが絡んでいって、、、音楽はこうやって成り立っているんだよ」と教えるような、
素材の良さがしっかり伝わるオーガニックな演奏構成がとても良かった。
だからこそ、藤原さくらの声の良さ、メロディの良さが一層際立ってくるし、そうやって「音楽って素晴らしいでしょ?」と優しく問いかけてくるのが、彼女の音楽の良さだとあらためて思う。
それをホールでじっくりと聴けるのは、ものすごく幸福に感じました。
ツアーはこのあとも続きます。まだまだ素晴らしい音楽を届けてくれるはずです。(荒木)
藤原さくらのツアー、中野サンプラザ公演を観た
2018.10.21 21:15