DISH//のドラマー、泉大智がソロプロジェクトをスタート──と聞くと、「ドラム&ボーカル?」と思う人もいるかもしれないけれど、違うんです。ギターをかき鳴らしながら、歌ってるんです!
DISH//では、“しわくちゃな雲を抱いて”や“Dreamer Drivers”などでメロディーメーカーとしてのポップセンスをいかんなく発揮している泉さん。この“nerve impulse”を聴いてもらうとわかるように、ソロプロジェクトでは、オルタナティブでインディーでエッジィなサウンドでありながら全体の仕上がりはちゃんとキャッチー、という絶妙なバランスの楽曲を届けています。
rockinon.comで公開中のインタビューでは、1st EP『INQUIRING MIND』のサウンドの由来を解き明かす音楽的ルーツ、ビートルズの例をもとにした「ポップと前衛のバランス」についてなど、たっぷり語ってくれました。
EPの最後の曲“wandering”は、インドへの旅行を経て生まれた曲とのこと。インドといえば、旅行した人が「価値観が変わった」という場所というイメージがありますが、泉さんはなんと「想像を超えてこなかった」と仰っていました(笑)。インドほど強烈な場所でも揺らがないほどの確固たる価値観──それは、今作のテーマである「自分の物差しを持つ」「自分の価値観を大事にする」というところにもつながっているのだと思います。
「アルバムも作りたい」「ツアーも回りたい」という今後の展望も! DISH//の活動と両輪で進んでいくであろうこのソロプロジェクト、引き続き大注目です。(畑雄介)