堂珍嘉邦の透明なケミストリー
2013.04.19 23:35
今日は堂珍嘉邦@Zepp DiverCityへ。
ライヴを観たのは初めて。
ただ、その歌声はやはり長年親しんできたあのポピュラーな歌声であって、そのよく知った歌声がソリッドなロックを歌うのだから新鮮さという意味ではこの上ないものがある。
しかし、新鮮さという意味で言うならば、もっと新鮮だったのは、まっすぐに音楽を求めている姿勢があまりにピュアである、ということだ。
自意識や打算といった狙いもなく、徹底的に濾過された澄んだ欲求として歌っている、という。
ファンとのやり取りがまたすごく明るいもので、それは彼の今の立ち位置とそもそものパーソナリティ、そして現在の歌が持つ力に呼ばれたものなんだろうなあ、なんて思った。
ライヴの帰り道、キュンとした余韻が残っていたもので、透明な気持ちで観覧車を撮ってみた。
今なら嫁さんに向かって、「おれ、あれに乗ってみたい」と素直に言えそうである。どうでもいいですね。
えらく解放された新曲がまた素晴らしかった。今後の活動に期待が募る。(小柳)