NY秋フェス“The Meadows”雑感。ファッション、マーチャン、フェス飯

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今年から開始したNYの秋フェス“The Meadows”。1日4万人で、4ステージ。チケットは2日間券で$260だったが、2日間とも完売。初日のヘッドライナー、ウィークエンドがドタキャン、2日目のカニエ・ウェストが途中でステージを降りるというアクシデントに見舞われながらも、大成功だったと思える。来年も開催される予定だそうなので、また行きたい。以下フェスの雑感。

1)ファッション:観客は異様に若いのが特徴だったけど、みんなオシャレだった。夏のミレニアル・キッズは、みんなハイムみたいな格好で、超ショートなパンツにストレート・ヘアだったけど、さすがに秋は寒いので、みんな黒のスリム・ジーンズを履いていて、チョーカーが大流行。そして髪型は、三つ編みが超人気だった。
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それから、胸元が開いていて、それを紐で結ぶようなスタイル(笑)。なんと呼ぶのでしょうか? ファッションに詳しい方教えてください。それが異様に流行っていた。ちょっと前はジャスティン・ビーバーがステージで着ていたようなグランジが流行っていたけど、NYキッズは全体的にそこからゴスに移っているように思う。口紅もすごくダークになっていて、サングラスは丸いのをかけてる子がたくさんいた。誰の影響なんだろう? リアーナ?? リアーナはスタイルが変わりすぎるのでよく分からないが。シースルーのロングの黒いスカートを穿いてる子もたくさんいて、私的にはスティーヴィー・ニックスぽいと思ったけど、あれも誰の影響なんだろう。デニム・ジャケットをオーバーサイズで着るのも流行っていた。

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2)グッズの列が異様:日本では、まずグッズを買うというのは長年当たり前だったけど、ここ数年アメリカでもグッズの列が異様に長くなった。ひとえに、カニエ・ウェストの影響だと思う。キッズがCDを買わなくなったこととも関係しているかもしれない。カニエのグッズの列は専用のものが5列もあったけど、彼が出演しない日でも30分~1時間待ちで、出演日もカニエの出番ぎりぎりまで列が続いていた。このフェスではカニエ以外のグッズの列も異様で、みんなチャンス・ザ・ラッパーの「3」と書いてあるキャップ目当てだったのだ。とりわけカニエは、デザインが良いというのはおおいに関係しているが、アメリカのマーチャンのあり方が大きく変化した。

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3) フード:「最近の若者は、食べ物のことを、音楽と同じように語るようになった」と、バトルスが言っていたけど、その通り。このフェスにも、NYのB級グルメ人気店が大量に出店していた。さらに、行ってみて気づいたのは、夏フェスの時は暑すぎて何も食べられなかったのだけど、秋フェスは涼しいので、私も食欲が沸いて、たくさん食べてしまったこと(笑)。NYで数年前から人気のラーメン・バーガーも初トライした。なるほど。味が濃くてずっしりしてて、若者が好きそうな味だった。その他、今流行っているすんごい甘そう+インスタのし甲斐があるパフェ+ワッフルも長蛇の列だった。これだけ若者が食べ物に夢中なんだし、ラーメンがミレニアル・キッズに人気なので、例えば日本のカップヌードルがここにポップアップ・ストアを出して無料で配ったら大人気になるのでは?と思った。

以上フェス・レポートでした~。
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