やばい。クリストファー・ノーラン最新作『ダンケルク』が「傑作」と絶賛の嵐。しかも「ノーランの最高峰」と。『ダークナイト ライジング』とも密かな関係性が。
2017.07.19 11:00
クリストファー・ノーラン監督の最新作『ダンケルク』がアメリカで今週7月21日に公開されるのだが、今日レビューが解禁になり、どのレビューを読んでも「傑作」と絶賛の嵐だ。Rotten Tomatoesのサイトでも、平均で97点(ブログ執筆当時)が付いている。
https://www.rottentomatoes.com/m/dunkirk_2017/
「ローリング・ストーン」誌のピーター・トラヴァースも、「完璧な傑作」と書いている。
http://www.rollingstone.com/movies/reviews/peter-travers-dunkirk-may-be-greatest-war-film-ever-w492668
「ガーディアン」紙は、「ノーラン作の現時点の最高峰」と書いている。
https://www.theguardian.com/film/2017/jul/17/dunkirk-review-christopher-nolans-apocalyptic-war-epic-is-his-best-film-so-far
両メディアとも満点を付けている。
この作品の特徴のひとつは、ノーランが長年拘ってきたIMAXカメラでほとんどが撮影されているということで、全体の75%はIMAX65mm で撮影され、残りもすべて65mmで撮影されている。なので、日本で公開される時もみなさん可能な限り巨大な劇場で観て欲しい。
ノーランは、「エンターテインメント・ウィークリー」誌に、「この映画では何よりもビジュアルでまず物語を語りたかった」と語っている。実際脚本はなんと76ページしかなかったのだそう。
また『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』や、『ゼロ・グラビティ』などが映像的な面で影響したとも語っている。さらに、前作の『インターステラー』が非常に複雑な物語展開であったため、今作ではそれとはまったく違う作品にしたかったというのも、今作のスタイルに影響したようだ。IMAXカメラはかつてはかなり大きくて動かしづらいのが欠点だったが、今回、手持ちのIMAXカメラも導入されたそうで、スティーヴン・スピルバーグや、ロン・ハワード監督などにどうやったら勢いのある映像が撮れるのかをアドバイスをしてもらったそうだ。
興味深いのは、密かに『ダークナイト ライジング』との関わりもあるということ。ベインが最初に登場する複雑な飛行機のシーンがあるが、監督の中では、映像的にそれとこの映画には関係性があり、だから、トム・ハーディが、飛行機に乗っているところから映画が始まるということ。
http://ew.com/movies/2017/07/18/christopher-nolan-dunkirk-feature/
今作には、ハリー・スタイルズが出演していることも話題となっているが、ノーランは、ハリーが純粋に役者として良かったから起用したと以前語っていた。
https://rockinon.com/blog/nakamura/158610
最近ではさらに、実はハリーがどれくらい人気があるのか把握していなかったことも打ち明け話題となっていた。
https://www.usnews.com/news/entertainment/articles/2017-07-08/christopher-nolan-didnt-know-how-famous-harry-styles-was
私は残念ながらまだ観ていないけど、すでにIMAX+70mmの劇場のチケットを予約済み。なので、辛抱強く待ちたい!!!
日本の公開は、9月9日。
http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/
予告編はこちら。