Pearl Jam @ MSG, DAY 1 その2

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「何回目かわからないけど、昨日はピート・タウンゼントの誕生日だったんだ。だからみんでハッピー・バースディ、ピート!って言ってくれるかな。それを俺があとで送っておくから」。そうエディ・ヴェダーが言い、マジソン・スクエア・ガーデンの大観衆といっしょに1,2,3でピートにハッピー・バースデーを贈った! パール・ジャム、全米ツアーの第2期。最終地のMSGライブ初日が昨日行なわれた。お祝いの後に歌われたTHE WHOのカバー、”Love, Reigh o'er Me"や、MSGライブでは恒例とも言えるラモーンズに捧げた”I Believe in Miracle"。エディはその前の日にNYでライブのあったPiLのTシャツを着ていた。もしかした観に行ったのかもしれない。そんなパンクの神様達に刺激されたのか、この日のライブは、何かが間違いなく宿っていた。私の長いパール・ジャム・ファン歴の中でも群を抜く、とんでもないライブだった。


実はその前々日、川を渡ったニュージャージーで行なわれたライブも私は観ていたのだが、エネルギーがまるで違った。そのライブも良いライブではあったけど、思いきりレイドバックしたものだったのだ。当日は雨が振っていたのに、「なんて美しい日なんだ」と言ったエディ。どこが美しいのかと思ったら「シアトルを思い出す」と言っていたが。なるほど。パール・ジャムは、現在のアメリカの最高のライブ・バンドのひとつである。だから、最初からそのレベルが全然高いのだが……しかし。


マンハッタンのエネルギーと、バンドが最高のアルバムを創り上げたというそのエネルギーと、そして何と言っても、狂ったように熱狂的なMSGのオーディエンス達! バンドは、いつもより速く、高く、どこまでも遠くを目指すように最初から猛ダッシュを駆けていた。そして、本当に最後まで走り抜けてしまった。様々な要素がすべて上手く結合していた。それは奇跡的なライブだったのだ。


そして、今日はMSGの最終日にして、全米ツアーの最終日だ。これ以上どう良くなり得るのかわからないけど、昨日より高くジャンプしそうである。パール・ジャムの恐ろしいところは、その20年になろうかというキャリアの中で、特にその演奏や、演出、コンセプト、アレンジに何か変化があったわけでもなければ、趣向の凝らしたセットがあるわけでもないということだ。”アライブ”は今日もファースト・アルバムの頃そのままに演奏されるだろう。しかしそれでいいのだ。それ以外何もいらない。そんなことを長年続けて来て、ファンが全然減らない、珍しいバンドである。昨日のライブは2時間半。今日は3時間いくと思う。


setlist
sometimes
breakerfall
last exit
animal
the fixer
severed hand
a small town
i am mine
comatose
force of nature
even flow
low light
down
i got id
army reserve
insignificance
unthought known
do the evolution


Encore 1
the end
lukin
just breathe
you are
love reigh o'er me
state of love and trust
once
porch


Encore 2
jeremy
leash
mankind
crazy mary
i believe in miracles
alive
indifference
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