聴きました！ クリープハイプの新曲“校庭の隅に二人、風が吹いて今なら言えるかな”。

アニメ『亜人』の第2クールメインテーマに決定して昨夜からオンエアということだったのですが、本編が終わってエンディングで流れました。

一聴してまず、「え！」と思いました。タイトルからも少し想像できていたのですが、アニメ本編で描かれている緊張感とはまた違う、センチメンタルに振り切ったミディアムバラードでした。

曲の入り、《もう飽きたから交換しよう／お前が持ってる普通のと／キラキラしてる神のカードと／ザラザラしてる紙のカード》の歌詞に「ああ、小学生のころはカードゲームなんかが流行って、私も男子に混ざってやっていたなあ」なんて全く関係のないことを、しみじみと思い出していたら、サビに入っていきなり上へ下へと流動するメロディ、そしてタイトルでもある《校庭の隅に二人　風が吹いて／今なら言えるかな》の歌詞に突然胸をつかまれ、ギュッと切ない気持ちに。気づいたらなんだか泣きそう。わ、これ超いい曲だ。と深夜に1人、泣くのをこらえながら最後まで聴き終えました。

尾崎世界観はこの曲について「大掃除の時に懐かしい写真を見つけて手が止まってしまう　あの感覚を歌にした」とコメントしていたけれど、まさにそのとおり。センチメンタルでどこかノスタルジーを感じさせる楽曲でした。そしてまた会いたくなる友達のようにとにかく後を引く。テレビを消して、さあ寝るかと布団に入った後も、サビの1小節だけ思わず口ずさんでしまいました。

ちなみに同曲のリリース予定は未定。アニメ『亜人』は毎週金曜日深夜より放送中なので、「見逃した、聞き逃した」という方は来週から是非。（渡辺満理奈）