ギャングスタに育てられたAIロボ『チャッピー』が愛しすぎてヤバい!

ギャングスタに育てられたAIロボ『チャッピー』が愛しすぎてヤバい!

明日公開される『チャッピー』は、ロック・ファンに絶対観て欲しい映画! なぜならAIロボット・チャッピーと、その育ての親ニンジャ&ヨーランディ(ケープタウンのラップグループ、ダイ・アントワード)のヤバかっこいい親子っぷりが最っ高なのだ! 怖いけど面白くて、せつなくて、泣けてくる……。チャッピー役のシャールト・コプリーを筆頭に、デーヴ・パテルも、ヒュー・ジャックマンもみんなキレキレですごい。『第9地区』の鬼才ニール・ブロムカンプ監督の新作で、前作『エリジウム』がちょっと…と思った人もぜひリベンジを! 監督のドローンへの偏愛がさらに暴走しており、スピルバーグ監督『AI』への過激なオマージュともいうべきダーク・ファンタジーに仕上がっている。
AI(人工知能)への危機感はホーキング博士を筆頭に世界中で叫ばれているし、ハリウッドではそうした映画が次々と作られているし、そもそも50年代からSFではずっと描かれてきたことだけど、アトムやドラえもんなど、愛すべきロボットと手を取り合って育ってきた日本人にとっては親和性の高い作品だろう。暗黒の近未来を力技で塗りかえる、奇想天外なパワーを与えてくれる映画。
巨匠ハンス・ジマーが描き下ろしたエレクトロ・スコア、今週サントラが発売されたばかりでこれも聴きどころだが、ダイ・アントワードやっぱかっこいい。(井上貴子)
ダイ・アントワードをフューチャーした『チャッピー』映像はこちら↓

ダイ・アントワードのMVはこちら↓
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