コモン&ジョン・レジェンドの主題歌も話題の問題作『グローリー』、明日公開!
2015.06.18 22:00
無抵抗こそが最大の武器、というリリックの重み、そして、とにかく日本人は選挙に行かなすぎだろう!という投票率のもどかしさ、が映画を観終わった後の恥ずかしいくらい素直な感想だった。
コモンとジョン・レジェンドのコラボレーションによる主題歌“Glory”がアカデミー賞歌曲賞をはじめ多数の映画賞を受賞し、話題となっている『グローリー/明日(あす)への行進』が明日公開される。
50年前、キング牧師を中心に大きな第一歩を踏み出した黒人の公民権運動、けれども差別問題自体は現在ももちろん解決しておらず、だからこそ「伝記」ではなく2015年のリアルとして、今、観るべき映画。
なんで人間ってこんなに愚かなんだろうと、ヒリヒリする痛みや絶望感も伴うけれど、
だからこそ尊厳を持って生きるとはどういうことか、行動するとはどういうことか、ということを深く考えさせられる。
非暴力で闘うこと、尊厳を持つこと、といった問いかけはケンドリック・ラマーの作品でもテーマにあって身近に感じられるだろう。
さきほどRO69先行で、同曲のレコーディング風景やコモンとジョン・レジェンドのインタヴュー映像が収められた「making glory」が公開されたので観てほしい。(井上貴子)
“Glory”のミュージック・ビデオはこちら。
『グローリー/明日への行進』の予告映像はこちら。