発売中のロッキング・オン5月号にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのポスターが付いてます! そして僕とレッチリの思い出

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ベーシストとしてずっと音楽に携わってきた人間として、編集部員の僕もたまらず部屋に貼った。

ベースを始めた時、僕にとって最初のヒーローはミスター・ビッグのビリー・シーンだった。
その後はジャコ・パストリアス。そして16~18歳の時、僕のヒーローは間違いなくフリーだった。
彼のベースプレイ、その猛烈なハイとロー、独特なスラップのスタイル、どこまでもロックでパンクで、しかしどこかジャズの影響をも感じさせるその唯一無二のベースライン、そして何よりステージ上での強烈なほどの存在感。
夢中にならないわけがなかった。

“ストーン・コールド・ブッシュ"に“ハイヤー・グラウンド"、“ギヴ・イット・アウェイ"から“バイ・ザ・ウェイ"まで、何曲も彼のベースラインをコピーしたし、高校の文化祭やライブハウスではいつも彼らの曲ばかりやっていた。
特に“ライト・オン・タイム"のライブ版はゆったりと重みのあるイントロから始まりあの疾走感ある曲に突入するのが大好きで、イントロで彼らが何の曲を演奏しているのかも知らず必死にコピーした。何年も後になってその曲がザ・クラッシュの“ロンドン・コーリング"だと知り、そこからザ・クラッシュにも夢中になった。レッチリには音楽そのものを教えてもらったのだ。

僕は今20代後半になるのだが、同世代でこんな青春を過ごしたという人は多いのではないだろうか。
部屋に彼らのポスターを貼り、新作『アンリミテッド・ラヴ』を聴いているとまるであの時に戻ったような気分になる。
今日は久しぶりに、フリーのベースラインを弾こうか。(星野愛海人)



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