追悼トム・ヴァーレイン ―― テレヴィジョン解散の真相、作詞作曲の秘訣、NYパンク黎明期の追想etc.、知的でクールな革命家がすべてを語った決定的インタビュー

追悼トム・ヴァーレイン ―― テレヴィジョン解散の真相、作詞作曲の秘訣、NYパンク黎明期の追想etc.、知的でクールな革命家がすべてを語った決定的インタビュー - rockin'on 2023年4月号 中面rockin'on 2023年4月号 中面

現在発売中のロッキング・オン4月号では、トム・ヴァ―レイン(テレヴィジョン)のインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「テレヴィジョンはいわゆる個性的なパーソナリティの集まりだった。
それがバンドとして成立してたのは、ひとえにメンバーたちの並外れた情緒性ゆえだったんだ」


昨年テレヴィジョンが解散した折には本気で喪失感を覚えた。彼らはCBGBをロックンロールのために解放し、その後のニューヨークのアンダーグラウンドバンドたちが活動できる土壌を作り出した立役者だった。プロフェッショナリズムと実験性を併せ持つという理想を掲げた彼らは、一貫して揺るぎなきスタンダードであり続けていた。

では、一体どうして解散などという仕儀に至ったのだろう?

「基本的には単に俺が、“何か違うこと”をやりたくなっちゃったせいなんだよ」と彼は言う。「それをありていにバンドのメンバーたちに話したら、じゃそういうことで、って。元々リチャード・ロイドはずっとひとりでやっていきたいと思ってたみたいだしね、自分のバンドを作って自分で書いた曲をプレイしてさ」

だが傍目には、テレヴィジョンは彼のビジョンを具現化するにはこれ以上望めないほど完璧な媒体にしか見えなかった。

「それは確かにそうかもしれないけど。でも俺もひとりの方が仕事がしやすいと思ったんだ。と言うよりフレッド・スミスと一緒にって言った方がいいか、俺は厳密には自分ひとりで全部やれてるわけじゃないから。今回の新作にも、フレッドはかなりのウェイトで関わってくれてるよ。ていうか、バンドが解散するなんてよくあることじゃないか、昔も今もさ。別に大した話じゃないよ。俺自身、今回の解散に関しては特段騒ぐようなことじゃないと思ってるしさ」
(以下、本誌記事へ続く)



トム・ヴァ―レインの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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