レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、燃え上がる4人の最強グルーヴ! 待望の再来日も極上のセットリストで完全勝利したレッチリ東京ドーム公演を徹底レポート!

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、燃え上がる4人の最強グルーヴ! 待望の再来日も極上のセットリストで完全勝利したレッチリ東京ドーム公演を徹底レポート! - rockin'on 2024年7月号 中面rockin'on 2024年7月号 中面

現在発売中のロッキング・オン7月号では、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの来日ライブレポートを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。



文=大鷹俊一

圧倒的な歓喜に沸いた昨年2月、東京と大阪で2回だけ実現したレッド・ホット・チリ・ペッパーズ4年ぶり、単独ではなんと16年ぶりの来日公演。それは特別なものだった。

ジョン・フルシアンテの感動的な復活劇、それを音で説得力あるものとした2枚のアルバム『アンリミテッド・ラヴ』『リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン』を持って彼らはステージに立った。そこでとことん見せられたのは、ジョンという男がもたらすものの重要さとマジカルな創造力であった。バンドは生き物であり、誰か一人代わるだけで違ったものになる、そんな当たり前のことをスタジアムのてっぺんまで見せてくれたのが前回のライブであり、超満員の観客たちの歓喜の源だった。

そしてそのときには考えもしなかったが、わずか1年での再来襲。チケット争奪戦の激しさから涙をのんだファンが沢山いたことが伝わったのかもしれない。彼らのことだから短時間のインターバルを踏まえた趣向は凝らしてくれるはずとは思ってはいたものの、期待通り楽しさ全開の再来日ステージとなった。

セットリストはその場で決められるという話があるほど柔軟性に富んだ彼らのステージだが、今回は日本という特別な地、誠実で熱心なファンを前にしての2日目となる5月20日も完璧なパフォーマンスで喜ばせてくれた。

最強レッチリ再び襲来!
冒頭から驚きのセットリスト爆発


ほぼ定刻、例によって逆立ち歩行で登場のフリーを先頭にチャド・スミス、ジョンが現れフリーフォームのジャムセッションが開始される。定番ながら不思議なほど、その日の調子やテンションが伝わってくるが、この日はここからすでに熱い。ハムバッキング一つのフェンダー・シグネチャーモデルのベースをブイブイ言わせるフリー、それに絡んでいくジョンの歌心を持ったフレーズ、何でも、どこからでもかかってこいのドラムスに会場全体が酔いしれる。〈これを待ってたんだ〉〈この感触が気持ちいいからお前の復帰を望んだんだ〉とのメンバーたちの心の声が空中を飛び交っていくのが見えるようだ。

思い出すのは11年のサマーソニック。〈任期満了〉とばかりに去っていったジョンの後をどうするのだろう、という日本中のファンたちの不安への答えを持ってマリンスタジアムのステージに立ったのはレッチリ加入直後のジョシュ・クリングホッファーだった。(以下、本誌記事へ続く)



レッド・ホット・チリ・ペッパーズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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