本人たちもMCでそのことをネタにしていたが、日本人アーティストばっかり出るフェスの中、大健闘したアメリカ人ふたり。
ROCK IN JAPAN FES.に初登場したスコット＆リバースだが、もはや彼らは”邦楽アーティスト”。
”スコットちゃん”も”リバースちゃん”もハートウォーミングな日本語MCでPARK STAGEに集まったクラウドを大いに盛り上げてくれた。
アルバム『スコットとリバース』の曲に加え、木村カエラの”BUTTERFLY"（これもアルバムに収録されているけど）に、『ドラえもん』の主題歌といった必殺カバーもかましていたが、個人的にじ～んと来たのはやはりウィーザーの”バディ・ホリー”の演奏（セットリストを勘違いしたリバースが、最初、思い切り外してたけど）。
ウィーザーの名曲を歌うリバースをまさかRIJFで観られるとは。
しかも集まったファンによる大合唱も。
20年近く前から、この曲の虜の自分にとって、感慨深い瞬間だった。

終演後にふたりに挨拶。
ブログ用の写真をお願いしたら、快くポーズを取ってくれたんだけど、このポーズもまた、まさに”邦楽アーティスト”（リバースのボケも含めて）。
微笑ましい。

今週は大阪／東京での単独公演、そしてサマソニ公演も控えているスコリバ。
邦楽フェスも洋楽フェスもホームグラウンドと呼べる彼らの勢いは止まらない。

ということで、ROCK IN JAPAN FES.はすべて終了。
ロッキング・オン編集部もこれから東京に戻り、サマソニ、そしてそれらすべてを総括するフェス特集号（１０月号／８月３１日発売）の準備に取り掛かります。
夏はまだまだ。（内田亮）