元外務省国際情報局長の孫崎享さんに取材
2012.12.28 12:00
現在発売中の『SIGHT』54号(特集 大丈夫か、日本。暗黒の4年が始まる?)では、66年から外務省に勤務し、英米はもちろんソ連やイラク勤務の経験もある孫崎享さんに取材し、日本の高度成長の時代から現在に至るまでの外交政策について語っていただいた。
敗戦国というどん底の時代から、アメリカの傘の下とはいえ順調な経済復興を遂げ、世界の表舞台へと躍り出た20世紀の日本。しかし、その後、冷戦の終了や中国の台頭など世界情勢の変化にうまく対応することが出来ず、90年代以降の空白とも言われる20年間を過ごしてしまったのは、何がいけなかったのか。その時、外務省ではどんな認識がまかり通っていたのか、赤裸々に語ってくださっている。
まず「外交」という言葉の意義そのものを認識し直さなければいけない、と語る孫崎さん。領土、軍事をはじめ、多くの問題が切迫している日本の外交について、今後の進路を考えるうえで大きな教訓を含んだテキストになっている。
『SIGHT』54号の詳細はこちらを。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/76299
(小池清彦)