それこそ僕たちひとりひとりから人殺しや総理まで含め、この時代に生きる個人を「夢」というキーワード越しにひとつの壮大な叙事詩へと編み上げていく野田洋次郎の詞世界。エレポップ風のハイブリッドなアンサンブ…
再結成バンドの新作でここまで迷いなく自分達の原点を誇り、かつての自分達を100%肯定する音を鳴らしたことは近年滅多にない気がする。スウェードの再結成から3年、彼らがこの11年ぶりのオリジナル・アルバムで目…
太平洋不知火楽団、笹口騒音ハーモニカなどでライヴハウスから路上まで幅広く活動する騒音笹口(Vo・G)率いるうみのて。生々しいギターロックに、鉄琴が煌めきピアニカの音色が哀愁を漂わせるサウンドが心地よい…
今回ストロークスは新作リリースにちなんだ活動を一切しないらしい。写真撮影も、取材も、PVも、ライヴも。つまりバンドとしての実体がまるで見えなくなったのである。そんな作品自体からもバンドの実体が感じられ…
今年の1月23日、渋谷WWWで行われた招待制ライヴの模様を収録。普段のライヴとは異なり、キーボード、パーカッション、ストリングス、コーラスなどを招いた編成で演奏している。全12曲を聴き進める中で強烈に実感し…
ニンジャ・チューンが誇るサウンド・クリエイター、ボノボことサイモン・グリーンの通算5作目。大雑把にいえば、コールドカットの先鋭的なトラックメイクとアモン・トビンの芸術性、さらにシネマティック・オーケ…
エレクトロニック・ミュージックの名門、R&Sから2作のEPをリリースするなり、英米メディアの高い評価を獲得してデビューALリリースに至ったロンドン出身の3ピース・バンド=フォンデルパーク。ジェイムス・ブレイク…
ボカロP、ソロプロジェクトのナノウ(ほえほえP)としても活動しているコヤマヒデカズのバンドLyu:Lyu。本作はニコニコ動画で凄まじいアクセス数を記録している“文学少年の憂鬱”など、既発曲の新録の他、新曲も…
前作が高評価を得たザ・メン、早くも新譜が完成。去年はクラウド・ナッシングスとかメッツとか、このバンドみたいにささくれ立った音を鳴らすヤツらが台頭し始め、本当にワクワクした。ところが今作は、冒頭から軽…
中心人物のKey・成田ハネダが東京藝大卒だったり、コンセプトが印象主義音楽とポップ・ロックの融合だったりと、率直にいうと頭でっかちな印象が先行して少し距離を置いていた。もちろんズバ抜けた音楽的才能はわ…
メンバー変更でギア・チェンジを余儀なくされたものの、ロック/ブルース/スペース・サイケと音楽的な振れ幅を遺憾なく刻んだ前作『ビート〜』(2010年)でみごとクリエイティヴな再生を果たした彼ら。しかし同じ…
つい最近メジャーデビューしたばっかりで、絶好調爆進中のN'夙川BOYSから、何故ベスト・アルバムが!?と驚きを隠せないのだが――インディーズ時代の“CANDY PEOPLE”、“マジシャン”、“死神DANCE”が再録されて…
《リュック背負い 時刻表片手に巧みに乗り継ぎこなす/おかしい奴だって 言われたっていい》みたいなウィーザー節の直訳(?)から、《でたらめに名付けた 星の名前 僕らの帰る場所 And I want you》みたいなJ-PO…
フロントウーマンの名で、3ピースのバンド名でもある黒木渚。昨年末、出身の九州限定で発売した1stシングル『あたしの心臓あげる』の甘美な狂気は、じわりと全国へ染みだしていって今年はじめに全国リリースされた…
自らのルーツを掘り下げていくミュージシャンは多い。そうした試みはたくさんの成果を生み出してきたが、熱心なファン以外には「ちょっと難しい作品だな」と感じさせるケースもよくある。要するに、ルーツ探訪の結…
5000枚限定のミニ・アルバム。前作はスティーヴ・アルビニのスタジオ(EAS)での録音だったが、今作はROVOの益子樹がエンジニアを務めている。益子の起用は『Flora』以来だが、徹底して情緒性を排したメタリックな…
08年に登場し、そのフロントマン、ドナルド・カミングスの存在感によって新世代NYカルチャーのアイコンと化したザ・ヴァージンズ。インディ・ロッカーのヒップスター化は珍しいものではないが、本国ではテレビド…
前作『君がまたブラウスのボタンを留めるまで』にも《君》という言葉が掲げられていたが、それは今作の《君》とはニュアンスが違うように思える。特定の《君》への思いを発端に、金井が自分自身を曝け出した前作に…
極めてクオリティの高いエレクトロニック・ポップで、2010年のUKにおいて「発売週に最も売れたデビュー・アルバム」に認定された『ハピネス』から約3年ぶりとなる、待望のセカンド。マンチェスターで結成された彼…
1st e.p.『虚言者が夜明けを告げる。僕たちが、いつまでも黙っていると思うな。』から4ヶ月。早くも届いた2nd e.p.が本作だ。女性ふたり組という可憐なイメージと、楽曲が発する痛みの感覚が合わさって、なんだか…
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