グラインダーマンでの鬼のジャム・セッション・レコーディング体験を経たニック・ケイヴ、5年ぶりの新作は、かつての毒を吐きながら足もとの俗物を蹴散らし爆走した姿が思い出せなくなるほど、慈しみや癒やし、歓…
昨年のソニックマニアで観たゼッドは、若くして質実剛健なダンス・トラックを提供する頼もしいプロデューサーとして目に映った。デビューALが待望の日本盤化である。ガガやスクリレックスらの寵愛を受ける、このロ…
全曲が歌モノということで『J-POP』以降の路線を大きく外れてはいないが、全体的にトラックを構成する音数が厳選されストイックな印象。いきなり70年代ディスコのようなギターのカッティングが跳ねる“The Big Shi…
1997年のデビュー以来、ステレオフォニックスは2年に1枚のペースを崩さずアルバムを発表し続けてきたバンドだ。2009年までに7枚発表し、そのうち5枚が全英1位を記録したバンドだ。と、淡々と事実だけを書くとこう…
タイトルに掲げた『SPACE』が作品全体のキーワード。気持ちの中に作る「スペース=空白」から生まれる無限の可能性や新鮮な息吹について、多彩な角度から描いている1枚だ。KREVAの人生観や哲学がじっくり描かれて…
サウンドも、『ニュー・ブリゲイド』というタイトルももろ80年代のハードコア・パンク黎明期を彷彿とさせる、退廃性と武闘派な攻撃性をそなえたコペンハーゲン出身のアイスエイジの2年前のデビュー作。当時はティ…
3月から公開される映画『ドラえもん』の主題歌として制作されたニュー・シングルは、映画の表題を踏まえながらワクワクするような世界に誘ってくれる楽曲となった。Perfumeと未来的なイメージは元々すこぶる相性が…
シングル“アルケミスト”、“新世界”を含む、2年3ヶ月ぶりとなるアルバム『新世界』。“アルケミスト”では、《次の世界で》、“新世界”では《今日、世界は生まれ変わる》と歌われてきたように、アルバムを通し…
2社から同時リリースされるベストアルバム。ファンクの色気、毒気を熱く抱いたまま、如何にポップミュージックとして突き抜けられるか? 彼のキャリアは、そのテーマとの闘いであったということを、代表曲の数々…
ノー・ウェイヴ/ポスト・パンク期のニュー・ヨークから登場したトーキング・ヘッズは、そう呼ばれるバンドたちに通じる「挑戦的」な音作りと、素晴らしい「うた」の奇跡的融合をなしとげていた。そのリズム隊であ…
弱冠21歳の気鋭プロデューサー。UKではフォールズやネオン・インディアンを擁するトランスグレッシヴからリリースされるデビュー・アルバムになる。シドニー発のダンス・ミュージックというと、近年でいえばモジ…
タンタタンタタンタタンというドラムの小気味いいリズムが曲全体を牽引し、まるで聴いているこちらの足を前へと運ばせるようだ。“今を生きて”は、映画『横道世之介』の主題歌として書き下ろされた新曲で、青春映…
前作『ウィズ・ロング・プレイヤー・レイト・ブルーマー』でプロデューサーにボブ・ロックを起用したのが大正解となってどこか突き抜けた境地に達した感のあったロン・セクスミス。前作はつくづく画期的な名作だっ…
今が旬のオオカミたちの勢いが詰まった垂涎のニューシングルが到着した。まず、タイトル曲の“Emotions”。シネマティックなオープニングからはじまり、壮大なスケールのサウンドスケープが聴く者を包み込む楽曲だ…
約3年ぶりとなる3rd。先行公開された“インヘラー”の、シンセが飾る幻想的なメロディとヤニスの美しくエモーショナルなヴォーカル、そしてUKラウド・ロックもかくやたるバーストを垣間見せるアンセミックなサウ…
初めて本作を聴いたとき、自分の中でちょっとした混乱が起きた。まず、トム・ヨークが脳内に詰まったアイディアを、機械を使って音に変換し、それに人間的なグルーヴをもたせるために結成したバンドの演奏を、今度…
ロックとかパンクとかハードコアとかいった表現すら遥か彼方に置き去りにするほどに、極限の剛性とダイナミズムをもって轟々と噴き上がるバンド・アンサンブル。そして、悲しみも憂いも怒りもすべて僕らの「その先…
解散宣言から約7年、HUSKING BEE堂々の帰還! そう快哉をあげたくなる、あまりにも力強い一枚が完成した。昨年のDEVILOCK NIGHT THE FINALで復活、磯部正文(Vo・G)、平林一哉(G・Vo)に加え、新メンバーの岸野一(B…
ミュージックビデオなど映像集(DVD)がついた『小さな食卓』、4曲入りの『西南西の虹』というシングル2枚を同時リリース。『西南西の虹』では、タイトル曲を筆頭にアグレッシヴなライヴ映えする(ステージでの暴…
昨年のミニアルバム、通称ナツ盤、フユ盤に続き、満を持してメジャー1stアルバムが到着。一曲目“いっせーの、せ!”のイントロ、タッタッタッタッと跳ねるキーボードが、高鳴る心臓音みたいで問答無用にワクワク…
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