「さあ、すべてを混ぜ合わせる音楽を鳴らそうぜ」という威勢の良い掛け声が英語詞で綴られた、デビュー20周年記念日の配信シングル。超ソリッドなフロア直撃型のナンバーだ。高らかなハーモニーの、サビの突き抜け…
『Origin』のリリースとツアーを経て迷いやブレに気づきながらも“Wake up”でもう一度《目覚めよう》と決意を新たにしたKANA-BOON。彼らをデビューからわずか数年でアリーナバンドにまで格上げし、成長させてきた…
自身最多の44会場・48公演に及ぶ全国ツアーをもって『Dr.Izzy』のシーズンを終えたUNISON SQUARE GARDENが2017年幕開けの配信シングルとして放ったのは、ドラマ『男水!』主題歌として田淵智也が書き下ろした“Sil…
弾けるような笑顔と共にフレッシュなエネルギーを振りまくmiwaと、エレガントさを帯びながら表現の深みや説得力を増してきたmiwaが共存するアルバム。映画『君と100回目の恋』関連曲である2曲がアルバムバージョン…
デビュー以来のオールタイムベストで、CD4枚組+Blu-rayライブ&ドキュメンタリー映像の初回盤のほか、『19972007』のリマスター盤である通常盤Aと、『20082016』という時間の切り口で選曲された通常盤Bも用意され…
プロデューサー、リミキサー、アーティスト、DJ、さらにレーベル代表として一瞬たりとも止まることを知らないエイドリアン・シャーウッドがブリストル・ダブステップを牽引してきたピンチと結成したユニットの『レ…
4年ぶり6枚目の新作は、古巣〈ウィチタ〉からリリース。とはいえ、原点回帰的なムードは見受けられず、彼らにしては珍しく空いたブランクが、フレッシュな勢いをバンドにもたらしたことが7人の演奏から伝わってく…
イタリア人プロデューサーのクリスティアーノ・クリッシによるソロ・プロジェクト=クラップ!クラップ!の2作目となるアルバム。2015年の『タイー・ベッバ』が好評を博し、以降ちょくちょく来日公演が行われたり…
ロック界におけるペダル・スティール・ギターの第一人者ロバート・ランドルフの4年ぶり、通算5枚目の作品で、『ガット・ソウル』というタイトルが示す通りパワフルなソウル・ナンバーががっつりと詰まっている。最…
00年代のオルタナティヴ/インディー・ロックを象徴する存在は、イギリスならアークティック・モンキーズ、アメリカなら彼らだった。ぼくはそう断言する。後者の最高傑作は、05年のセルフ・タイトル・デビュー作か…
感覚ピエロが放つ3rdミニアルバム。磨き上げた刃の斬撃大爆発、といった感じで癖のあるコードやリフ、とぐろ巻くグルーヴ、力強い言葉とメロディが渾然一体となり狂騒が疾走してゆく。というのが2曲目以降の話。そ…
秋田ひろむが「ゲーマーの僕にとってとても嬉しい機会」と、コメントするのは、ヨコオタロウがディレクションするゲーム『NieR:Automata』とのコラボで生まれた新作だからだ。その経緯はWEBで確かめてほしいが、ひ…
「あえて女性の声で自分たちの楽曲を歌ってもらったら面白いのでは?」というトータス松本のアイディアで企画がスタートした、ウルフルズのデビュー25周を記念するトリビュート盤。参加アーティストは木村カエラや…
中卒の父(阿部サダヲ)が偏差値41の娘と奮闘する受験ドラマ『下克上受験』主題歌である“遺伝”。3連のカントリータッチの曲は、「カリカリしてもしょうがねーぜ」と言ってるような脱力感が、斉藤和義の真骨頂。…
新曲4曲+1曲に、連なった物語があるとか、何か共有するコンセプトがあるというわけではない。それぞれが独立した背景と曲調を持つ楽曲の作品集であり、1曲1曲が胸の奥を鷲掴みにして、余韻を残しながら吹き抜けて…
アルバム・デビュー前にも拘らず昨年のフジロックのホワイト・ステージに出演し注目を浴びたロンドンの4人組のファースト・アルバム。2014年結成、2015年以来6枚のシングルをリリースしてきた。すべてヴァイナルか…
2013年の前作『シャドウ』でガレージ・ロックの定型を崩し、大きく開放され空けられたスペースに、新たに濃く深いエッセンスがギュッと詰め込まれ始めたようなニュー・アルバムである。3人が3人共に破格のプレイヤ…
12月の初の単独来日ライヴも好評を博したばかり、絶好のタイミングでオリジナル新作が登場する。ティーザーとして発表済みのM1こそグラミーにノミネートされた“ギミー・サムシング・グッド”を思わせるパワー・コ…
デビュー・アルバム『ディスグレイスランド』から“フー・ニーズ・ユー”がiPad Air 2のCM曲に起用されたかと思えば、休止期間明けの昨春ダラス公演では舞台上でエンジニアと大立ち回りを演じたり――と話題性に事…
2013年の『We Are the 21st Century Ambassadors of Peace & Magic』では70年代ロックのツボをちりばめたリフやメロを再構成していくという離れ業を披露して一躍注目されたフォクシジェン。前作『…And Star Power…
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