アトランタのメタル・バンド、マストドンのトロイ・サンダース(B/Vo)、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのトロイ・ヴァン・リューウェン(G)、アット・ザ・ドライヴ・インのトニー・ハジャー(Ds)、そ…
インスタレーションや映像版など、多彩に拡散した大作『ザ・シップ』の興奮もまださめやらぬところに早くもニュー・アルバムが届いた。前作では歌+サウンドスケープという立体音楽のアイディアを探っていたが、こ…
ブルーノ・マーズに続いてザ・ウィークエンドまでもが80~90年代のブラック・コンテンポラリーを意識したアルバムを届けてきたのは、彼も「非アメリカ黒人である」というアイデンティティを逆手に取ろうとしている…
15年にブロードウェイで大ヒットを記録し、トニー賞11冠に輝いたミュージカルが『ハミルトン』だ。この作品がユニークなのは、アメリカ建国の父のひとりで10ドル札にも描かれているアレクサンダー・ハミルトンの人…
今にして思えば、ユー・ミー・アット・シックスが10年のパンクスプリングに出ていたというのも不思議な感じはするが、それは取りも直さず、デビュー当時のエモ/パンク色濃いサウンドから、ハイパーなオルタナ方向…
2010年にアルバム・デビューを果たした、アイルランドはダブリン出身のシンガー・ソングライター。その特徴は何よりもまず、美しく澄み切ったファルセットだ。フォークを出発点にしながら、エレクトロニクスをオー…
没後初のベスト盤。ワーナー時代の音源をコンパイルしたものだが、ファースト『フォー・ユー』から『ラヴ・シンボル』までの全アルバムから選ばれているものの、『COME』~『カオス・アンド・ディスオーダー』から…
あの『Xファクター』出身リトル・ミックスの4枚目のアルバムなのだが、これがまたしても、まるで隙のない完璧な内容となっている。これまでデビュー作『DNA』のオールラウンドなポップから、よりダンサブルなR&Bへ…
実に8年ぶりとなるフル・アルバムが日本盤化。EP『トゥルー』以降、じっくりと制作期間を設けてきたらしいが、本国リリース時に聴き、あまりの素晴らしさにぶっ飛ばされた。シルキーで美しいコーラスに包まれなが…
18年ぶりの新作。そしてこれが最後のアルバムとなると言われている。2016年3月に亡くなったMCのファイフ・ドーグの遺作でもある。アルバムは、カニエ・ウェストやケンドリック・ラマー、バスタ・ライムスなど多彩…
2016年終了までにはまだ少々時間があるけれど、惜しい、あと1ヶ月前に出ていれば年間ベスト順位が少なくとも2、3アップしてた(推定)。これぞ、10年代をレペゼンするウルトラ・モダン・ポップ。極初期のブースト…
テイク・ザット時代も含めて四半世紀以上UK国民的アイドル/エンターテイナーの座を占めてきたロビー。移籍第1弾となる本作はタイトルからして彼らしいけれん(ヘヴィに攻めまっせ!)+自嘲ユーモア(UKではライ…
約4年ぶり3作目となるアルバム。噂されていたスクリレックスとのコラボ曲は、収録されなかった。両者から良好な手応えのコメントが発せられていたものの、最終的な結実を見るには至らなかったようだ。先行シングル…
メジャーデビュー10周年アニバーサリーとなる、故郷の神奈川県海老名市と厚木市の大規模な野外ワンマンが、それぞれパッケージ化。海老名公演は2デイズのうち8月28日の模様を、厚木公演も同じく2デイズのうち9月11…
「何だかものすごいエネルギーが渦巻いている!」というような感覚は、でんぱ組.incに対して多くの人が抱くものではないだろうか。各々猛烈にアクが強く、統一感がないとも言える6人が一斉に歌って踊りながら醸し…
フー・ファイターズがオフをとってる間に、ドラムのテイラーがソロを完成させた。過去にもザ・コートテイル・ライダーズ名義で2枚のアルバムを出し、ザ・バーズ・オブ・サタンとかチェヴィ・メタルといったサイド…
ビヨンセにソランジュと、アフリカ系アメリカ人女性アクトによる社会性の強い秀作に胸打たれた今年。その締めくくりを飾る作品がこれだ。 彼女の現行スローガン「すっぴん主義」を地でいく素顔+アフロの白黒ジャ…
10月28日にバンドの公式フェイスブック上でライヴ・ストリーム・イヴェントを行い、その直後に全世界で告知なしでサプライズ・リリースされたアヴェンジド・セヴンフォールドの7枚目、『ザ・ステージ』。アルバム…
今月に最新作の国内盤がリリースされるワイズ・ブラッドと並び、今年一段と株を上げた女性SSWのひとり、と言っていいかもしれない。過去にはボニー・プリンス・ビリーやウィルコの作品で客演を務めたこともある彼…
Nothing's Carved In Stoneといえば、やっぱり超個性的+超技巧的なメンバー4人によるスリリングなサウンドバトルが武器。毎回アルバムともなれば、1枚でお腹いっぱいになる密度の濃さが魅力だった。ところが今作『…
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