ボン・ジョヴィのリッチー・サンボラ、薬物濫用撲滅キャンペーンでソロ新曲を披露

ボン・ジョヴィのリッチー・サンボラ、薬物濫用撲滅キャンペーンでソロ新曲を披露

ボン・ジョヴィのリッチー・サンボラは5月27日に行われた薬物中毒に関するフォーラムで、自身の薬物にまつわる経験を歌った新曲を披露した。

フォーラムはバンドの地元ニュージャージー州の高校で行われ、ヘロインや処方鎮痛剤の使用障害や中毒についての意識を高めるために行われたもので、リッチーは"Lighthouse"という新曲を披露した。これは薬物中毒で泥沼にはまったような心境に陥っている人々に希望をもたらすことを歌った楽曲で、リッチーは自分もかつて薬物中毒に陥ったが、今ではすっかりやめられていると語ったとビルボード誌が伝えている。

パフォーマンスの前にリッチーは「俺は直接経験してるんだよ。ヘロインはやったことないけど、当然、ほかのものはいろいろやったよ」と記者団に説明している。また、曲はもともと「Needles on the Shore(海岸に転がる注射針)」というタイトルを考えていたが、その後、現在のタイトル「Lighthouse(灯台)」変えたのだという。

「楽観的な曲にしたかったんだよ。一筋の光と希望が差すようなね」とリッチーは曲の狙いについて説明している。

「誰だって沖から遠く流されている時には灯台の光が必要だからね」

また、フォーラムの参加者に対してリッチーは自分がこうした集まりに参加しているのは、自分には16歳の娘がいて、娘が薬物に巻き込まれるようなことにならないか、とても心配しているからだと語った。そして、薬物使用の蔓延をなんとかして食い止めなければならないとも訴えた。

パフォーマンスでリッチーはほかにもビル・ウィザーズの"リーン・オン・ミー"のカヴァーやボン・ジョヴィの"リヴィン・オン・ア・プレイヤー"のスロー・ヴァージョンも披露したという。

なお、リッチーは昨年のボン・ジョヴィのビコーズ・ウィ・キャン・ツアーの序盤で離脱することになったが、その原因は特に薬物絡みの問題ではなかったことも明らかにしている。バンドの活動が性急すぎてしばらく離れる必要があったのだと次のように語っている。

「俺の家族の問題だったんだ。俺はあのバンドを30年以上もやってきてるんだよ。曲を書いて、プロデュースをしたのも俺なんだから。ツアーに出れば1年か1年半は続くことになる。前回のツアーじゃ52か国回ったんだよ。そういうことをやってるとね、自分の人生でいろいろ見過しているところが出てくるものなんだよ」

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