ブライアン・イーノ、アンビエント・ミュージックの真髄を語る

  • ブライアン・イーノ、アンビエント・ミュージックの真髄を語る - 『rockin'on』2017年3月号 ブライアン・イーノ インタビュー掲載

    『rockin'on』2017年3月号 ブライアン・イーノ インタビュー掲載

  • ブライアン・イーノ、アンビエント・ミュージックの真髄を語る - 『rockin'on』2017年3月号 発売中

    『rockin'on』2017年3月号 発売中

  • ブライアン・イーノ、アンビエント・ミュージックの真髄を語る - 『rockin'on』2017年3月号 ブライアン・イーノ インタビュー掲載
  • ブライアン・イーノ、アンビエント・ミュージックの真髄を語る - 『rockin'on』2017年3月号 発売中

1月1日に新作『リフレクション』をリリースしたブライアン・イーノだが、現在発売中の『ロッキング・オン』3月号には、イーノの最新インタビューが掲載されている。

その中で、アンビエント・ミュージックの制作について、自身の個性やパーソナリティはどれだけ音楽に込められているのか、または、自分を遠ざけるものなのか、と問われたイーノは以下のように語った。

「僕としては自分のパーソナリティは相当に込められなければならないと思うよ。だからと言って音楽に自分の個性をどれだけ投入できるかということについては特に関心はないけど。ただ、音楽を作っていくにあたって自分が行っている選択や判断などは、すべて自分を反映しているものでなければおかしいからね。僕の音楽が、悲鳴を上げるようなギターを鳴らしたり、ハードなドラッグをキメたりして制作されていないってことは、たぶんに僕という人間と、僕がどういうものを聴きたがっているかという嗜好を反映したものであるはずだよ(笑)。だから、僕はよくこう説明してるんだ。つまり、僕は特に自分の個性なんか作品に込めたくはないんだけれども、でもおのずから僕の個性やパーソナリティは作品に含まれることになる。そうならないはずがない。それは僕の服や髪型の好みが僕の個性であるのと同じことだから」

さらに、自身のキャリアを振り返り「僕が音楽活動を始めた頃はまだ、正統主義みたいなものがとても強くて、音楽の作り方はこれだけだっていう決めつけがとても強かったんだ。ものすごい速弾きをして、自分の技をひけらかすことばっかりでね。僕はそんなものには興味がなかった。音楽はそんなものじゃないし、もっと別なやり方もあるはずだと思ってたんだよ。僕はもともと絵をやっていたから、絵を描くように音楽も作れるはずだと思ってたんだ。絵の描き方だったら、カンヴァスをイーゼルにかけてその前に立つしかやり方はない、なんて誰も思わないのにね」と語っている。

また、新作『リフレクション』と他のアンビエント作品との違いや、アンビエント・ミュージックに拘る理由などイーノの哲学がたっぷりと語られた内容となっている。

『ロッキング・オン』3月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143555
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