発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号には、MY FIRST STORYが登場!
「今までだったらこのアルバムは絶対に出せない」とまで口にしたMY FIRST STORY・Hiro。メンバーへの今の思い、そして自分自身の変化を包み隠さずまっすぐな言葉で語ってくれた。2年ぶりのフルアルバム『S・S・S』を通じて解き明かされるMY FIRST STORYの現在とは? ロングインタビューで迫った!
以下、その発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔 撮影=アミタマリ
前回のアルバム『ANTITHESE』は完全に僕に付き合ってもらった感じなので(笑)。前作の流れを引継ぎながら、そのなかで、自分たちなりのエゴだったり、「もうちょっと気楽にやりたい」というか、「自由にやってみたい」「いろんなことやってみたい」っていう欲が出てきてできたアルバムって感じですかね
いろんな一面を見せることが大切だし、そうしていかないと今後書けないなと思って。こういうものを出していった時にどういうリアクションが返って来るのかも逆に楽しみだし。すっごい手の込んだ料理じゃなくて、とりあえず冷蔵庫に入ってるもので作ってみたよって
(メンバーが)曲においてやりたいことが絶対あるはずなんですよね。それを僕が「ここはこうなんだよね」とか言うのも絶対違うと思って。しかも自分のパートですら完璧でもないし、それが正解かどうかもわからないのにそのパートのメンバーに何か言えないし、言って作ってもおもしろくない気がするんですよね
『ANTITHESE』は、ずっと僕だったんですけど、今回は曲によって主人公が違って、それになり切ってるというか。で、歌詞も書いてるし、歌も歌ってるので、ほんといろんな物語の僕がこのアルバムでいるんじゃないかなと
ここからはただただ今の自分たちを出すだけになってくるかなと思います。これからは作られたものじゃなくて、作りながら歩いていく物語になると思うので、正直僕ら自身もよくわかってないです(笑)