現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号に宮本浩次が登場!私が作ってるわけだから、それは私の心情が100%歌われている。
ドラマの曲かもしれないけど、どこからどう切り取っても俺の歌でしかない
宮本浩次、次なる新たな季節とは?
カバーアルバム『ROMANCE』の大ヒットを経て、新たに誕生した超名曲の3曲“shining” “sha・la・la・la” “passion”を語る
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=戎康友
カバーアルバム『ROMANCE』の素晴らしいクオリティが評価され、売上20万枚を超える大ヒット作になったことで、宮本浩次が大きな自信を持ち、さらなる高いモチベーションで次に向けての闘志を燃やしていることは、JAPANでの彼のインタビューを読んでくれている人なら十分ご承知だろう。そんな宮本から、2曲の新曲、“shining”と”sha・la・la・la”が公開され、さらに新たな1曲”passion”も発表された。そして、この”shining”と”sha・la・la・la”の2曲が名曲なのだ!!(”passion”は今の時点でまだ聴けていない!)
“shining”はテレビドラマ・十三代目市川團十郎白猿襲名記念特別企画『桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜』の主題歌で、スケール感のあるギターノイズで始まってスパニッシュギターのイントロへ、そして歌謡メロ炸裂のエモーショナルな歌へと高まっていく、まさに『ROMANCE』を経た名曲。
”sha・la・la・la”はドラマ『桜の塔』の主題歌で、ザ・ローリング・ストーンズやサザンロックのフィーリングに満ちたブルージーでロッキンなAメロ、Bメロを経ての、必殺のサビ!! この《夢は/sha・la・la・la sha・la・la・la sha・la・la・la you》というサビは一度聴いたらきっと忘れない、鮮やかで普遍的なサビだ。この曲、大ヒットする予感がする。
ソロとしてのデビューアルバム『宮本、独歩。』での爆発的なモードとも、カバーアルバム『ROMANCE』での全身全霊を歌うことに捧げるモードともまた違った、本物の名曲を自らが作り、それを自らが歌い切る、ソロ・宮本浩次の次なる本勝負が始まっていると、この2曲は強く感じさせる。(山崎洋一郎)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年7月号より抜粋)