現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号にUNISON SQUARE GARDENが登場!「普通にやってます!」っていうバンドがいてもいいなと思って、ツアータイトルを「Normal」にしようと思ったんですよ
このコロナ禍の中で、あくまでも健全にライブをやり続けてきたUNISON SQUARE GARDEN。
そのブレない活動原理のすべてを語った
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=Viola Kam (V'z Twinkle)
コロナ禍に突入して間もない去年の5月に「5大トピックス」を発表して、映像作品のリリースや生配信ライブ、サブスク解禁からニューアルバムのリリースまでまとめて告知してファンの気持ちを持ち上げてくれたUNISON SQUARE GARDEN。そして他のバンドがライブに関して混迷し続ける中、4本の配信ライブと「座って観れる」リアルライブツアー「USG 2020"LIVE (on the) SEAT"」を敢行、今年の2月からは「とにかく普通にツアーをやる」がテーマのツアー「Normal」を開催、さらに4月から『Spring Spring Spring』の再現ツアー、8月からは『CIDER ROAD』の再現ツアーという具合に、常に「止まらないUNISON SQUARE GARDEN」「状況の中でできることはやるUNISON SQUARE GARDEN」を見事に貫き通してきた。偉い。
でも、それは実は「偉い」でもなんでもなくて当たり前のことだろ、というのが彼らがいちばん言いたいことなんじゃないかと思う。状況をよく見て、知識を得て、やれることをふさわしい形でやる、それがこういう状況に置かれた人間のあるべき当たり前の姿だろ、と。ロックバンドだからって苦悩したり彷徨ったりぼおっとするだけのバカでいる必要はないわけで、できればクレバーにいい方向に動こうよ、と。
僕も大賛成である。
田淵智也にそのあたりのことを思いっきり語ってもらった。(山崎洋一郎)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年7月号より抜粋)